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2020年5月20日 (水)

今、「JIN-仁-」が面白い!

コロナ禍で連日ほとんど家の中に居る事が多い昨今、ジャズを聴きながら
こうしてパソコンの前に座ったり、疲れたらテレビを観たり、、そうだ!
テレビと云えば最近のテレビ・ドラマで面白い! と感じたドラマは、
ほとんど無いな~?

特に嫌いなドラマはミーハーものや、いつも同じ役者のありきたりな刑事
もの、その他モロモロ! だから私は主に昔の時代劇 ばかり観ている。
「剣客商売」「鬼平犯科帳」「座頭市」「壬生義士伝」、等々だ。
それらに比べてNHKの大河ドラマ のつまらない事この上ない、、、!

そんな日々で唯一、今テレビ・ドラマ 『JIN-仁-』が面白い、!
数年前に偶然観たテレビ・ドラマだったが、最近また再々放送されている。
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この『JIN-仁-』を改めて調べてみたら「村上もとか」って人の漫画らしい。
これを原作とするテレビ・ドラマのシリーズの事だった。

漫画はほとんど読んだことがないし、だから「村上もとか」って作家も
もちろん知らなかった。それはともかく、、、
2011年5月に第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したとか!


◎その内容を大雑把に云うと、、、
現代から幕末へタイムスリップした脳外科が専門の医師の体験談的な話、
主人公の南方 仁先生がタイムスリップして現代の東京から幕末の江戸に
行ってしまう。
以前、初めてこのドラマを観た当初はアホみたいな空想漫画映画か?と
思ってたら、意外と真面目なストーリー展開で、その話の主テーマは?
現代の医療技術が江戸時代末期の日本ではどこまで再現できるか、
、と云ったところか!

話が進むにつれ、物語の展開に自然に画面に引き付けられていった事を
憶えている。初めに東京からタイムスリップした時、主人公は最低限の
必要医療器具だけしか持っていなかった。

そこで江戸の庶民の怪我や病気を助ける時、持参してなかった他に必要な
医療器具などを工夫して自作したり、中でも事故で頭蓋骨骨折の患者を
救う時、大工道具のノミの様な刃物で頭蓋骨を切開したり、とか!^_^)

かなり乱暴なマンガ的シーンもあるが、それが単なる漫画でなく、内科、
外科などとその専門を問わず、とにかく医者としてその場で出来る事に
最大限の努力をして人の命を救おうとする姿勢が周囲の者だけでなく、
テレビを観るこちらも感動してしまうドラマの創りだった。

医者はどの時代も命に絡むから大事な存在、だからそこでヒューマン
ドラマも生まれ、はたまた主人公を密かに慕いながら助ける武家の娘との
淡いロマンスあり、またその兄との友情と信頼関係も達成される。
また、幕末と云う設定らしく尊王攘夷の嵐の世の中、実在した坂本龍馬
などこの時代に
実在して活躍したほとんどの有名オールスター達が絡ん
だりして、それもまた楽しめる。
それが陳腐な感じでなく、かなりリアルに主人公に絡むところが面白い。

また当時の江戸の医療の現実、将軍家や武家の御典医とか、昔からの
漢方医学と、オランダから長崎を通じて国内に伝わりつつあった
蘭方医学の間での確執などもドラマで描かれていて、この辺りの史実と、
フィクションを織り交ぜながらの設定も良く出来ていた。

また、主人公の知識や技術を快く思わない人から命を狙われたりすること
もあり、その辺りのストーリー展開も面白い。
今風に云えば医者の世界独特の学閥やら、公的機関 (江戸時代では
幕府の公認医) と、民間 (いわゆる町医者) の医療機関との確執の様な
ものだろう、、、? 
てなふうに考えれば、、、
今も昔も人間の“業”と云うか、やってる事は同じだね~!


仁先生はおっとりした人柄として描かれているけど、現代と過去の間で
苦悩しながらもとにかく今、自分の目の前にいる患者を救う事だけに
まい進するマジメ一辺倒の医者だった。幕末の時代では、現代医療の
技術と知識を持った主人公は正に天才医者、何でもどんな病気でも怪我
でも治せる、まるで神様の様な存在として周囲から尊敬され、また
皆に心から感謝されるが、、、?

当のご本人は、それで天狗になったりせずに無欲の医者として特に庶民の
医療活動に励めば励むほど、自分がそうする事によって歴史を変えて
しまう事になるのではないか、、、? という不安もあった。
特に吉原の花魁との絡み、この花魁が実は仁先生の東京での恋人に
瓜二つ、その恋人の先祖がこの江戸の花魁だったか? と思わせる!^_^)

ある時、江戸にコレラが流行った。庶民は訳も分からず簡単に死んで
しまう事から「コロリ」と呼んで恐れ慄きパニック状態! そんな時、
主人公の仁先生は患者を一早く隔離する必要性から必死になって街の
人達を指導しながら隔離していく、、、
正に今で云う公衆衛生の基本を徹底させたのだ。

もちろん現在の様なコロナウィルスとコレラは同じ感染症でも異なるが、
その詳しい検査の技術も知識も、とにかく何も無かった江戸時代だ。
しかし、仁先生は自らも感染する危険性を押して治療に励む、、、
手ぬぐいをマスク代わりにし、焼酎で消毒し、なるべく患者に近づか
ないと云う、まさに現在の医者や我々が経験している様な状況だった。

さらに江戸は昔から火事が多かった。この火事に関するストーリー展開も
面白く、特に火災による怪我人続出で今で云う トリアージ の話や、、、
また当時は抗生物質がまだ発見されてなかった。だから手術での感染症を
防ぐ為に抗生物質であるペニシリンを自作することに挑戦する、など!

ペニシリンが青カビから作られた事は、彼が医学生の頃学んだ事なので
それを必死に思い出しながら、何度も何度も自作のペニシリン創りに挑戦
する。そして遂にその熱意が周囲の有力者を動かす、、、
中でも現存するヤマサ醤油 の当時の当主が多数の人と設備を必要とする
資金的な援助をする。これも半ば史実に近いフィクションストーリーだった。

仁先生はこうして全国各地を飛び回り、彼は色々な人達の命を救っていく。
彼の医療技術は現代に少しずつ近づいていくが、当時の医療技術と
その限界を空しく感じさせるこの作品のストーリー展開は素晴らしい。

当時と比べたら格段に進歩した日本の医療、しかし今回のコロナウィルス
の様に、未だその正体を人類は完全には把握してない。薬もワクチンも
未だなし、そんな意味では昔も今も医療は日進月歩を続けている、、、!

医学の世界とはまた別に、、、
幕末の日本は、今から考えるとまだ何もない大変乏しい時代だった、、、
だが、そこで生きている人々は皆が共に笑い、泣き、喜び、苦しみ、
悩み、迷いながら生きていた、、、。
いつか? もっと良い時が来るだろう!、と皆がそんな希望を持っていた
のかも知れない?

その、いつか? つまりそれがもし現代であれば、確かに医療技術は
格段に進んだが、物質的にはあまりにも満たされ過ぎている現代の
日本!
その代償か?昔と比べて 希薄になってしまった人間同士の絆、
繋がり
、、、等々
自分の子供時代を思い出しても、僅か70年ぐらいでも変わり果てた日本!
何となくとても寂しく、そして切なく感じてしまう。


◎最後に、、、
ドラマの中で印象に残った主人公 南方仁 のセリフ、?

「神は超えられる試練しか与えない。」
「試練の後には素晴らしい未来が待っている。」
「どちらを選んでも後悔が残るなら、運を天に任せるのも手さ。」
「自分の手術が失敗しても、医学の礎になるなら無駄ではない。」

そして彼が尊敬する蘭方医の 緒方洪庵 曰く、、、
「私は、医の道は平らな世に通じると思うてます。武士や百姓や、
 と人に勝手に身分の上下つけとる世の中ではございますが、
 腹割れば同じもんが入ってます。人の下に人 皆等しきなり。」
 、、、真に現代にも通じる人間愛に満ち溢れた言葉の数々だ。

“仁”とは?思いやり、いつくしみのこと、、、!
つまり “医は仁術なり”であって、“算術なり”となってはいけない!^_^)


◎参考資料
TBS 日曜劇場「JIN-仁-」
緒方洪庵 (Wikipedia)
濱口儀兵衛 (Wikipedia)

◎過去のブログ
最近の病院は?
近年の病院と医者は?


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