オルガン・ジャズが好きだ!
今日は久しぶりにジャズの話、、、
若い頃は主に管をメインにしたバップ を聴いていたが、30歳前頃からは
特に ピアノ・トリオ が好きになって、今現在でもどちらかと云うと、、、?
一番聴いているジャンルかも知れない。
◎以下、昔話で恐縮ながら、、、
今思えばその30歳頃だったが、、、?
エレクトーンでしばらく遊んだ時期があった。その切っ掛けは、何処かで
ふと耳にしたオルガン・ジャズだった、、、♪
そのオルガンの音色にすっかり虜になって、身の程知らずに、、、
自分で何とかあの音色を出せないか?、とばかり、、、
いい歳30にもなったオッサンが、エレクトーンを始めたのだった!^_^)
先ずは定番どおりヤマハのエレクトーン・スクールへ、そこで自分の娘の様な
若い先生に習い始めて半年ほどしたら徐々に億劫になった、、、?
つまり若い先生は、当然ながら型どおりの教え方で、運指とか基本的な
事ばかりを延々とやる指導法にウンザリ、、、!
30歳にもなっていた私は、今さら本格的にエレクトーンのレッスンをする気
などサラサラ無くて、ただ趣味で好きな曲を適当にある程度まで弾ける様
になりたい!、、と、最初からお願いしていたが、若い先生はそんな融通が
まったく利かないお嬢さんだった!^_^)
そこで、次に偶然知ったプロの人に直接手ほどきをお願いしたら、、、?
何んとッ! ピアノの基礎も無かった30歳オッサンに対して、まさに私の
希望どおり即席的? 簡易的? にオルガンを弾ける様に指導してくれた。
さすがプロだった!
例えば、、、
同じヤマハの教則本を使っても、コード(和音)転回を憶えると同じ曲でも
全く新鮮でカッコ良く聞こえるとか、教則本には無かったオカズ(装飾音)の
入れ方とか、いろんな曲のイントロとエンディングの方法とか、、、etc、etc
プロならではのテクニックだった。
元来、凝り性の私は毎日猛練習をして、半年ほど後には何とか簡単な
曲を弾ける様にはなった。しかし、しょせんジャズ演奏には程遠く及ばず、
趣味のポピュラー音楽を少々弾ける程度にしか成れなかったけど、!^_^)
ただ、そんな素人オッサンのオルガン弾きでも、先のプロの先生の世話で
人様の前で演奏する機会が度々あって、恥ずかしながら、と云いつつ
臆面もなく、エレクトーンを弾いていた時期が3年ほどあった。それも、、、
通常は喫茶店やクラブで、主に自分の好みのポピュラー音楽を弾いて
いたが、たまには唄伴(歌手の伴奏)で、ポピュラーや歌謡曲まで弾く事も
あった。歌手によってはその人に併せたキーに転調して弾く必要があるが、
私は音楽の基礎が無かった為、大変苦労した事を今でも憶えている!^_^)
ちょうどその頃、「ハモンド・オルガン」、もチョット触る機会があった。
エレクトーンとは、かなり違うサウンドで、同じ曲をエレクトーンとハモンドで
弾き比べると、その感じが全然違ってたのが印象的だった。
私の様な下手くそがポピュラーを弾いても何となくジャズっぽく聞こえた?
とは、自分だけの感じだったかな、、、?^_^)
そこで、、、
◎冒頭書いた、何処かで聴いたオルガンとは、、、?
後日、調べて判ったのが、、? そう、ジミー・スミス(Jimmy Smith) だった!
この人こそジャズ・オルガン奏者の第一人者! 彼はジャズ・ピアニストから
ハモンド・オルガン奏者に転向し、ソウル・ジャズと云うスタイルを確立。
私は下記の様な彼のディスクが愛聴盤だ!『All About/Jimmy Smith』
モダン・ジャズ・オルガンの始祖とも云われる
ジミ-・スミス。初めて買ったこのオルガン・ジャズ・
オムニバスLPは1971年だった。
聴いたとたん、オルガンの持つ独特なサウンドに
完全に魅了されてしまった。全曲スリリング且つ
ファンキ-!
『Organ Grinder Swing/
The Incredible Jimmy Smith』
ジミ-・スミス(org)、ケニ-・バレル(g)、グラディ・
テイト(dms)。ギタ-のケニ-・バレルとのトリオ。
タイトルの“Organ Grinder Swing”をお聴きあれ!
ゾクゾクするようなゴスペル風リズムだ!
他に“サテン・ド-ル”など4曲収録。気楽に聴いて
楽しめるオルガン・ジャズ!
これまたジミ-・スミスのヒットレコード!
“The Cat” 、1964年録音盤。
ラロ・シフリンのアレンジ&コーディネイト・
オーケストラ。中でも“Basin Street Blues”や
“St.Louis Blues”など、ブルースの古典を、
情緒たっぷりに弾いているのが凄く印象的な
ディスクだ。
その他、ジミー・スミス のディスクは、リメイク版も含めると山ほど販売
されています。
◎そもそもオルガンは、、、
1950年頃からジャズで、その後ロックなどでも使われ始めた様で、70年代
前半に最盛期を迎えるが、販売数量の減少、生産コストが高い、シンセ
サイザなどの他の電子楽器の出現などによって次第に衰退している。
しかし、前記したその独特な音色に惚れ込んだミュージシャンも数々!
私も上記ジミ-・スミス以外に、、、下記の様なディスクも愛聴している。
例えばこんなディスク、、、
“Johnny Hammond”/Higher Ground
(youtube でお聴きあれ!)
https://www.youtube.com/watch?v=se8R1MiVj1o&list=PLe7pvUrm7pp11bK2r-GIxvvwKTlxDtcIT
もう一枚、、、
“Johnny Hammond”/Breakout”
https://www.youtube.com/watch?v=oJwVcpz5adw
“Boss Guitar”(Wes Montgomery) の中の、、
メルビン・リン(Mel Rhyne)
https://www.youtube.com/watch?v=GP6bsUCq7rY&list=PL2bkDX-kCCczQou7xltMJIzEcSYYJrHa1
◎ここで余談だけど、、、
“エレクトーン”とは? ヤマハ楽器の電子オルガンの登録商標で、、、
因みに河合楽器の場合、現在では“ドリマトーン”、その他、ローランドや、
テクニクス、その他各社によりその商標名は異なる。
オルガンその物は昔からあったが、電子オルガンとして世界的に有名な
会社が“ハモンド社”で、そこの電子オルガンが「ハモンド・オルガン」として
世界的に有名オルガンとして定着している。
私が通う近所の教会でもこのハモンド・オルガンを使っている。
あのオルガン独特のサウンド、震える様な音色にすっかり聴き惚れた!
それまで好きで数多く聴いてきたピアノ・トリオとはまた違う、、?
一口で云えば、、、?
♪ブルースを聴くのはピアノよりもオルガンの方がピッタシかも?、、 と。
もともと同じジャズでも、私はブルージーな曲が好きなので、、、。
◎最後にハモンド・オルガン(Hammond Organ)の事をちょっと、、、!
現代の各種多様な電子鍵盤楽器 (各種キーボード類、エレクトーン、等)
とは異なる独特なあの震える様な音色、あの空気感に富む音色、、、
その基本はパイプオルガンのそれを踏襲していて構造的には相当複雑
なので、詳細は下段の関係資料を参照下さい。
ハモンド・オルガン関係資料
ハモンドオルガン(Wikipedia)
ジャズオルガンの特徴 (ジャズのおすすめ名盤)
ビギナーのためのハモンドオルガン講座
◎関連拙ブログ、本文記事左側INDEX欄、 ※“趣味の音楽関連”から、
(1)ブログ“音を楽しむ徒然語り” その1 以降のシリーズと、
(2)HPの “Modern Jazz LP Collection” も併せご覧下さい。
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