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2018年4月 7日 (土)

長崎 「ハタ揚げ」の話

先日、ネット・サーフィンで偶然見つけた話、、、?

この4月1日、私の故里 長崎では市内の唐八景公園で「ハタ揚げ」 大会が
開催されたとか? 「ハタ揚げ」、そして「唐八景」、と云う地名が懐かしい!

最近、歳をとった所為か? やたら昔の事ばかり思いだされる、、、!
それって、あまり良い傾向ではなさそうだけど、、、?^_^)
こればかりはしょうがない、、、そこで今日は長崎の「ハタ揚げ」の話、、、!



そもそも「ハタ」とは? それは凧(たこ)のこと、、、!

自宅居間、以前 長崎に帰郷した時に買った小さな飾り用のハタ 数種を
壁に飾っている。
Img_0005_2
凧(たこ) の事を長崎では昔から「ハタ」と呼ぶ。
だから凧揚げではなく、長崎ではハタ揚げ と云う。
以下、ハタ揚げ遊びの話、、、!

「ハタ揚げ」は私が小学生の頃、いちばん夢中に
なってた様な気がする。
なにも4月だけに限った話ではなく、年間を通じて
「ハタ揚げ」を楽しんでいた。


ただ、当時から長崎市内の中心部から比較的近い唐八景と云う高台の
公園で「ハタ揚げ」をして遊ぶ人は多かった様で、そこでいつの頃からか?
「ハタ揚げ大会」なる行事も行われる様になった?、と思う。

Madein010_main_2
当時私の実家は市の中心部から少し離れていた
が、毎日学校から帰ると、近所の神社の広っぱ
などで一人でハタを揚げて遊んでいたのを今でも
ハッキリ憶えている。
(左以下の画像はネットから無断借用!)



Img01この画像からも分かる様に、長崎のハタはその
構造がシンプル! 2本の骨を十文字に組み
合わせた菱形で、1ひろ(約1.6m)程の“ツケヨマ”
と呼ばれる紐が骨の十文字の個所とハタの
尻尾の部分を繋いだ三角形のヨマ、そして
その後がハタを挙げる人の手元まで長~いヨマで繋がっている。ヨマとは? ハタとそれを操る人を結ぶ長~い紐の事を云う。


◎最初の揚げ方はともかく、揚がった後の操り方法は、、、?

揚げる人がヨマを引くとハタは上に揚がり、ヨマを緩めるとハタは風に
流されて徐々に下がっていく。その時ハタの頭が右に向いた時に素早く
ヨマを引けばハタは右側に、逆に頭が左に向いた時に素早くヨマを引けば
ハタは左側に進む、また頭が下に向いた時に引けばハタは急降下、、、!
風を受けながらこれらを上手に繰り返していけば、徐々に長~いヨマが
有る限り、ハタはどこまでも遠く、高く、揚がっていく。

また、日本各地のいわゆる「凧揚げ」は、ただ単に高く揚げるのが目標に
なってるが、「長崎のハタ」は、その揚げる高さを競うのではなく、、、?
他のハタの糸(ヨマ)と掛け合って、相手のハタの糸を切るハタ合戦
一つの習慣として行われている。
これが子供だけでなく大人まで夢中になる長崎ならではの遊びなのだッ!

◎その具体的な方法は、、、?
Photo先ずビードロ・ヨマ、と云う特別なヨマを用意する。
その長さは? たしか約10m程だったと記憶して
いる。普通のヨマを10m程の間隔の支柱にピーン
と張って、予め造っていたガラスを砕いた粉状の
物と、飯粒を使って練り合わせ、それをヒモに塗り
つけた特別なヒモの事を長崎では単にビードロと
云う。素手で扱うとガラスの粉なので当然手のひらが荒れて下手すると指を切ったりすることも度々なのだ。

因みにビードロ(“Vidro”)とは? ポルトガル語でガラスの事、一般的には
ガラス製のグラスなど器具のことを云う。


◎ここでチョット余談だけど、、、

2007年、久しぶりにブラジルに行った時、街角の小さな公園で長崎と同じ
様な ハタを揚げ遊びをしていた子供達 を見てその時思い出したのが?
それより遥か昔、1978年頃に初めてのブラジルの片田舎で、子供たちが
前記ビードロ・ヨマを、私が長崎で小学生の頃に造っていた方法と同じ
方法で造っているのを見て非常に感無量になったこと!

つまりブラジルは、その昔ポルトガルの植民地だった、、、!
一方、長崎は江戸鎖国時代の日本で唯一海外交易の窓口で、南蛮 つまり
当時のポルトガル人やスペイン人が多く出入りしていた港町だった。
このビードロ・ヨマを通じて、長崎とブラジルがこんな形で繋がっていた事に
大いに驚き、これまた当時は感慨深くなったものだった。


◎話を戻して、、、

上記のビードロ・ヨマをハタの“ツケヨマ”の後に繋ぎ、その10m後ろの
最後部分と普通のヨマを繋いで延長し、いわゆる“喧嘩バタ”として揚げる。
これら“喧嘩ハタ”同士、お互いに空高く上げたハタをからませ合って相手
のヨマ(糸)を切り合って、手に汗にぎって楽しむ事をハタ合戦 と云う。

上記した様に長崎のハタ合戦は、一対一の果たし合いであり、切るか
切られるかの一本勝負であり、子どもだけでなく大人も、否むしろ
大人の方が熱狂熱中してしまうお祭りなのだ。

上記、ハタの操り方法で書いた様に、ハタを揚げる人はヨマを引いたり、
緩めたりして互いのヨマを掛け合わせて空中のハタを上下左右に
動かしたり、回転させたり、前後左右に振り回したり、、、
自分のハタに対して如何に風を上手に受け、相手より優位に操るか?
これによって相手ハタの、同じくビードロ・ヨマを切る事が出来るのだ。

ヨマを切られた方が負けで、その時観衆は“ヨイヤー!”、と囃したてる。
その切られて落ちたハタを拾った人はそれを所有することができる。

因みにハタ合戦は、長崎くんち、精霊流し等と並び、長崎の三大行事の
一つに数えられている祭りだ。


◎子供の頃は知らなかった「ハタ揚げ」遊びの歴史、、、
Img_the05
18世紀末頃からはじまったといわれている
このハタ揚げは15世紀半ばに唐、オランダ、
(オランダ人の付き人だったインドネシア人)から
伝わったものらしく、紋様も白と青と赤の3色、
オランダ船旗や信号標識旗をデザインした様な
なシンプルなものが多い、、、と云われている。

今では約50種類が伝統的な図柄として造られ
ている、、、らしい。


ただ何にしても、、、
歳をとると昔の事ばかり思い出されて懐かしい、、、嗚呼!



◎以上、ハタ揚げのイメージが分からない人は、、、?
下記、Youtubeをご覧あれ!
https://www.youtube.com/watch?v=048j1lKX61Q
https://www.youtube.com/watch?v=1DS423USK9k


◎関連参考サイト

*長崎のハタ揚げ大会
*長崎ハタ、七つの魅力
*ハタ揚げとは
*長崎ハタ揚げ大会
*新説 長崎のハタは?
*長崎ハタを飛ばそう

◎過去の関連ブログ
*
長崎おくんち (正調 長崎弁バージョン!^_^)
*精霊流し!

◎コメントは
こちら から、、、!

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【注】下段の各≪写真集≫は2019年3月以降、現サーバーの改編で継続不可となりました。従って多数写真のアップはブログ記事内で紹介しています。