モダン・ハード・バップ?に痺れた夜!≪鈴木宏紀 Sextet≫
先28日(水)夜、またもやジャズ・ライブハウス“Mr.Kenny's” へ!
この日の出し物は、、、題して「鈴木宏紀 Sextet」
今回は今売れっ子の若手ドラマー、鈴木宏紀 がリーダーで、3管編成+
リズム・セクション、と云うSextet、、、! そのメンバーは、、、?
広瀬未来(trumpet)、岡崎正典(tenor sax)、坂本菜々(trombone) の3管に
渡辺ショータ(piano)、島田剛(bass)、鈴木宏紀(drums)と云う強力なサイド。
現在日本の若手ジャズ・ミュージシャンの中では錚々たるメンバーだ!
先ずオープニングの一曲目を聴いた瞬間! どこかで聴いた事がある
サウンドだな~? と思ってたら直ぐに頭に浮かんだのが、かの有名な
アート・ブレイキーが新生ジャズ・メッセンジャーズとして3管編成になった
あの時と良く似た重厚なサウンドだった!
ここで思い出すのが、1968、69年頃? 私の故里で 『アート・ブレイキーと
ジャズ・メッセンジャーズ 長崎公演』 を聴きに行って大いに感激したこと。
あの時のジャズ・メッセンジャーズが下記のメンバー【注】での3管編成
だったのだ!
先夜はまた、私にとっては2ステージともオーソドックスなストレート・
アヘッド・ジャズだった事も嬉しかった。
広瀬未来(Tp)のいつものメロディアスなハイトーンでアドリブを吹きまくる
ソロをはじめ、他のメンバー各々の演奏は他のバンドでも何回か聴いて
いたし、今回もまた文句なしにそれぞれ見事な演奏で、とにかく理屈抜き
に楽しめた! さらに、、、
2ステージとも全曲を3管編成の構成ではなく、間にトランペット、サックス、
トロンボーンだけを、それぞれフィチャーする各Quartet の演奏としたり、、
とにかくリスナーを飽かせない構成にしていたのも大変良かったと思う。
特に、2st.に演奏した“Caravan”(キャラバン)、これは正真正銘の圧巻演奏
だった、、、!
バップ・ジャズなんて今時演る若いジャズ・プレーヤーは少ないから?
この夜は特に楽しく聴かせてもらった! それにしても、、、
ドラマー鈴木宏紀はいつ聴いてもその迫力とテクニックの凄さ! それに、
若いのにさすが作編曲なども学んでいるだけに単なる見よう見まねの
ドラマーとは違うな~、と感心しきり!
◎ここで、ちょっと、、、
私の手持ちで、昔アート・ブレイキーが新生ジャズ・メッセンジャーズとして
3管編成で録音したレコードの中から下記の2枚、、、
【注】
ジャズ・メッセンジャーズは、たしか1961年頃に、
アート・ブレイキー(ds)、 フレディ・ハバード(tp)、
カーティス・フラー(tb)、ウェイン・ショーター(ts)、
シダー・ウォルトン(p)、ジミー・メリット(b)、、、
当時としては比較的若手の新進ジャズメン達を
集めて構成されたSextetだった。
ハード・バップとは1950年代に主流だったジャズの
演奏スタイル、、、
昔からレコードで何回となく聴いてたので、
あの独特で重厚のサウンドは未だ忘れない!
◎最後に、、、
この夜、「鈴木宏紀 Sextet」の演奏を目を瞑って聴けば、まるで自宅で
上記の様な昔のアート・ブレイキーの3管編成ジャズ・メッセンジャーズを
聴いてる様な? 否々、昔のハード・バップとは大いに違う!
それ以上に現代的で且つ日本で新しく生まれ変わった3管編成のジャズ・
メッセンジャーズかな!?
だから私が勝手に名付けて、モダン・ハード・バップ・ジャズ、と呼びたい。
もしアート・ブレイキーが、この夜の演奏を聴いたら何と云うだろうか、、?
多分、『Oh my God!』、、、とか?^_^)
◎メンバー Official website、他関連サイト。
*鈴木宏紀(drums)
*広瀬未来(trumpet)
*岡崎正典(tenor sax)
*坂本菜々(trombone)
*渡辺ショータ(piano)
*島田剛(bass)
◎以下、参考までに、、、!
*ビバップ、ハードバップ(Wikipedia)
*解説・ビバップとは?
*ジャズのスタイル早わかり
*ハードバップって、なに?
◎関連拙ブログ、本文記事左側INDEX欄、 ※“趣味の音楽関連”から、
(1)ブログ“音を楽しむ徒然語り” その1~7(最終回) のシリーズと、
(2)HP “Modern Jazz LP Collection” (Part 1, 2) も併せご覧下さい。
◎コメントは こちら から、、、!