ロックがジャズに化けた!≪ZEK Trio plays Led Zep≫
先8日、ついにZEK TRIOが “Mr.Kenny's” へ来たるッ!
題して、『ZEK3 初CD発売記念 Tour Final EXTRA!2018 』、、、
えッ? ZEK3、ってなに? どんなトリオなの、、、?
バンド名“ZEK TRIO”、つまりこのトリオを聴いた人は聴いてびっくり仰天!
“絶句”するだろう、だから“ZEK”だってさ、、、!^_~)
即ち、ZEK Trio とは?全て“レッド・ツェッペリン” の曲だけしか演奏しない
ジャズ・トリオのこと、だから“ZEK Trio plays Led Zep”、ってなるって事!
実は、ZEK TRIOは昨2017年7月、四日市の「Salaam(サラーム)」 に出演
した時、友人に誘われて四日市まで行って初めて聴いたグループだった。
この時、私はドラムの本田珠也(Dr)さんと※香港在住時代に会って以来、
十数年ぶりの再会だった、、、もちろんご当人はそんな事はご存じない?
私だけの片想い!^_^) この時の再会が切っ掛けとなって、、、
今回の“Mr.Kenny's”、と出演となった。
“Mr.Kenny's”は清水くるみ(p)さんも今回が初出演だが米木康志(b)さん
は、以前 他のグループと一緒に出演して頂いている。
◎以下“Salaam”でのライブの拙ブログ記事 ZEK Trio plays Led Zep と
一部重複するけど、、、、
世界的に超有名な英国のロック・グループ、
“レッド・ツェッペリン”(以下略:Led Zep)とは?
1968年 - 1980年に活躍したイギリスのロック
バンド。私はその名前ぐらいしか知らなかったし、
これまで彼らの演奏もほとんど聴いたことが
なかった。
前記“Salaam”でのZEK TRIOを聴いた後、改めてLed Zep をYoutubeなど
で聴きはじめた。
私は普段は古~い1950~60年代のストレート・アヘッドのジャズばかりを
聴いてるので、ロックに関しては? 大昔好きだったロックン・ロール なら
いざ知らず!(^_^)、近年のハード・ロックとか、ヘビーメタルなどと呼ばれる
類のロックは、ただうるさいだけで、何となく好きになれず敬遠していた!
しかし改めてLed Zep を聴いてみたら、良く解らないが、、、?
ただ、そのグルーブ感?って云うのか?な~んかすごいエネルギーと、
彼ら独自の何か訴える音楽感? みたいなものを感じたのは事実、、、!
だからこそ、その後 多くのロックバンドに影響を与えて来たんだろう!?
しかし、まぁ~そうは云っても今さらCD買って聴くほどではなく、、、!^_~)
最近は便利な世の中になったものでYoutubeで彼らのオリジナル演奏まで
聴けるから、この半年間ほどはこれを片っ端から聴いてみた。
そして迎えた先8日のライブ、ZEK TRIO がLed Zep をどう料理するか?
Led Zep はボーカル、ギター、ベース/キーボード、ドラムス、の4人組の
グループ、これにに対して ZEK TRIO はジャズの標準的なピアノトリオ!
メロラインはギターのソコアをピアノに落として弾き、他はベースとドラムで、
ZEK TRIO独自のジャズ・アレンジして仕立て上げた、、って事なのか?
私がよく見ているウエブサイト、Music Review Site"Mikiki" によれば、、?
『そのマグナム級のハード・ジャズに誰もが“絶句”するというZEK TRIOが、
ロック界で最も影響力を持つレッド・ツェッペリン(Led Zep)の曲のみを
演奏することで衆目をひき、実際には“ツェッペリン愛”を満面にしながらも
ツェッペリンにはない“狂乱”“混沌”“静ひつ”が即興的にその演奏へ
付着されることで、多くのジャズ・ファンが脳天をぶち抜かれる、、、』、、と
何だか小むずかしい~?^_^)
しかし、先8日夜はそんな理屈は抜きでZEK TRIOの演奏を楽しんだ!
とにかく、先入観ゼロ で2stage、たっぷり約2時間ほど聴いた、、、♪
前記の様に、そもそも本家本元のLed Zep の曲は殆ど知らないけど、、?
先夜は3人の激しいコンビネーション絡みがスリル満点で大変印象的
だった。
◎ドラム好きの私としては、、、
本田珠也 さんのドラムは、神業的かつ正確な
テクの凄さと迫力もさることながら、よくよく注意
して聴いてると、どこか歌心に溢れたドラミング
の様にも感じる。
テクに関しては相変わらず千手観音そのもの!
ただただ、、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏!^_^)
そして、やっぱりどこかLed Zep のドラマー、
ジョン・ボーナムを想わせる。
そんなドラムと清水くるみさんのピアノが激しいせめぎ合い、そこにエレベ
の米木康志さんが両者の間に絡み? とにかくスリル感いっぱいの演奏!
私のようにLed Zep の曲を知らなくても、そんな事には関係なく、、、
“ZEK TRIOのジャズ”、として存分に楽しむことが出来た!
そして最後、お客の鳴り止まない拍手アンコールに応えて、、、
Led Zep のStairway To Heaven(天国への階段)、そしてRock And Roll の
2曲をメドレーで、、、♪、、、やんやの喝采でした!
(“天国への階段”は、私がLed Zepで唯一好きな曲だったのだ!^_^)
◎以下、余談ながら、、、
※本田珠也さんのライブを初めて聴いたのは2003年10月の香港だった!
『、、、先日久しぶりにジャズのライブを聞きに行った。場所は“湾仔”の
「Hong Kong Art Center」。日本のジャズメン、テナ-サックスの
“Kosuke Mine”を中心にドラムの“Tamaya Honda”、、、(略)、、、
、、、特に“Tamaya Honda”のスリリングなドラミングには完全に
痺れっぱなし! まるで60年代に当時としては珍しいメロディツクな
ドラミングをしていた“エルビン・ジョ-ンズ”を彷彿とさせる快演、、、』
これ以降は今日の独り言-2003年版- (2003年10月30日記)をご参照。
◎昔からの愛聴盤、、、?私は珠也さんのご尊父 本田竹曠さんの
『This is Honda/Honda Takehiro Trio』
TRIO PA-7005, 1972/04/18 録音
本田竹曠(p),鈴木良雄(b),渡辺文男(dms)、、、
このLPが愛聴盤です。
珠也さんの事も含めて、、、
ブログジャズ・ピアニスト/本田竹広の命日 で
詳しく書いています。
◎メンバーの関連Web site
*清水くるみ(pf)
*米木康志(b)
*本田珠也(ds)
◎関連資料
*レッド・ツェッペリン (Wikipedia)
*レッド・ツェッペリンの代表曲 (これ以外にもいろいろ聴いてみた!)
*Mikiki - music review site (ZEK Trioの演奏が聴けるYoutube)
◎過去の関連ブログ
*ZEK Trio plays Led Zep
*ジャズ・ピアニスト/本田竹広の命日
その他、本文記事左側INDEX欄、 ※“趣味の音楽関連”から、
(1)“音を楽しむ徒然語り” その1~7(最終回) のシリーズと、
(2)“Modern Jazz LP Collection”(Part 1, 2) も併せご覧下さい。
◎コメントは こちら から!
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