2018年ブラジル・カーニバル
毎年恒例のブラジル・カーニバル!
今2018年のカーニバル開催日は先週2月9日(金)の開会式に始まって、、、
12日(月)までだった。 時差が日本より12時間遅れなので一昨13日(火)が
狂乱のカーニバル、フィナーレのピークだった、、、!
◎ここでブラジル経験者としてカーニバルの講釈を少々、、、!^_^)そもそもカーニバル(ブラジル語では、Carnaval,
(カウナブァル) とは?
カトリックの「謝肉祭」の意味を持つ宗教的な儀式で、
イースターと呼ばれるキリストの復活祭までの40日間を
禁欲生活の期間とし、その期間が始まる前の4日間を
開放的なお祭りとしたのが、カーニバル(謝肉祭)の
由来とされている。
従って欧米諸国の中でも同じようなお祭りが有る。ブラジルは旧カトリック宗主国なのでカーニバル開催日
は陰暦(月暦)を使用している。従ってカーニバルの
期間が毎年変化し、大体2月~3月初めの土曜日から
火曜日までの4日間となっている。そのせいか? 禁欲生活に入る前のカーニバルでの
女性の扇情的な姿と踊りは男を誘惑する為なのかも?
、などと余計な事だけど!^_^)
また一口にブラジルのカーニバルと云っても、世界的に
有名なのは、、、リオ(リオデジャネイロ)のカーニバル だが、実際には
サンパウロなど大都市はもちろん、全国通津浦々に
至るまで、この期間中はお祭りとなる。その中でリオの
カーニバルが、その規模迫力など圧倒的にダントツ!しかし私は田舎町の小さなカーニバルも小規模ながら、
それなりに情緒があって好きだった。
因みに日本もお祭りは多いが、これは全国各地で
それぞれ開催日もその内容も異なる。しかしブラジルの
場合、唯一お祭りと云えばカーニバルだけであり、それは同じ期間中、ブラジル全国の至る所で同じ内容
のお祭りとしているのが日本の祭りとは違うところ。
今2018年はちょうど日本の三連休と重なったので、
日本からの観光客も訪れたかも、、、?いや、韓国でのオリンピックに行った人の方が多かった
かもな~? 毎年、リオのカーニバルは3日目の夜、
市中心部に設置されたメイン会場でトップチームに
よるパレードが始まって、、、最高潮を迎え、翌日にかけて出場チームが徹夜で
サンバを踊りながら、その美しさや華麗さを競い合う。
日本ではブラジルのカーニバルと云えば、
『女が裸に近い派手な姿でサンバのリズムに乗って
踊る、あくまでダンスと音楽のお祭り』、、、って印象。
それは間違いではないが、、、しかし彼女たちは、
ただ楽しく踊っている、実はそれだけではないのだ!
ブラジルの実際のカーニバルは、、、『エスコーラ・デ・サンバと呼ばれるサンバの学校
(グループ) 同士の真剣なダンス・コンテストのこと。』
つまり、デスフィーレ(パレード)でのエスコーラ
(グループ)同士の唄とダンスの真面目な競技なのだ。そのパレードを毎年テレビ局が、2夜連続で夜通しで
リオの会場から中継放送するが、それは何も裸踊りに
興じている女を見せるために放映している訳ではなく、
エスコーラ同士の競い合いを放映するのが目的で、、ちょうどサッカーの選手権試合の放映と同様のもので
あり、成績の悪かったグループは2部に落ちるという
システムにもなっている。
ここで思い出した、これまた余計な事だけど、、、?ブラジルって国は、普段テレビのコマーシャルなどで、
例えば入浴洗剤などの宣伝の時、バスルームの中の
女性の裸のシルエット映像ですら、子供が見ない様に
夜遅い時間にしか放送されない。またテレビも夜9時頃だったか? 『小さなお子さんは
お休みの時間です!』、な~んてアナウンスされていた
のを思い出す。今現在は知らないけど? そのくらい
お堅い、いかにもカトリックの保守的な国ではある。しかし反面、老若男女が踊り狂うカーニバルで裸女の
扇情的な踊りを見ると、普段云ってる事とは矛盾して
いるな~? と思ったり、、、?
しかし、よくよく考えてみたら、、、?それはこちらが助平心で見ているからであって?^_^)、
これはダンスだから、例え裸で腰を振って踊っても
決して扇情的ではない!、って事かもしれないな~?
などと、、、マジで考えた事もあった!^_^)
◎やっぱりサンバが聴こえないと寂しいね~♪
下記の動画で音楽と踊りを存分にお楽しみあれ!
サンバと聞いてうるさい音楽ばかり、って思うなかれ!、、、
カーニバルで唄われるサンバは何となく哀愁を帯びているよ♪
今年のカーニバルは終わったばかりなので、、、
これから多数楽しい動画が出てくると思う。 乞うご期待!
◎過去の関連ブログ
ブラジル・カーニバル 2015
ブラジル・カーニバル 2016
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