ヨーロッパ・ジャズは面白くない?
先14日(水)夜、『Amsterdam Jazz Connection』 を聴きに行った。
、、、場所はいつものジャズ・ライブハウス“Mr.Kenny's”
久しぶりのヨーロッパ・ジャズ、そしてギターのジェシ・ヴァン・ルーラーは
2度目の名古屋公演だった。
出演:『Amsterdam Jazz Connection』
with Francien van Tuinen & Jesse van Ruller
*Francien van Tuinen (vo) フランシーン・ヴァン・トゥイネン、
*Jesse van Ruller (g) ジェシ・ヴァン・ルーラー、
*Joost Swart (p) ヨースト・スワート、
*Jeroen Vierdag (b) ヨローン・ヴァーダグ、
*Sebastiaan Kaptein (ds) セバスティアン・カプタイン、
(オランダ人の名前の綴りと発音が難しい!^_^)
◎前宣伝では、、、
オランダ・ジャズ・シーンの最前線!実力派トリオが ギターの俊英と、
注目の女性ヴォーカリストを迎えたスペシャルライブ!
オランダ・ジャズ界を代表する精鋭たちが東京に集う。
ヨーロッパ全土で話題の歌姫フランシーン・ヴァン・トゥイネン、日本でも
不動の人気を誇るギター奏者ジェシ・ヴァン・ルーラー、2010年に結成
されたピアノ・トリオ“アムステルダム・ジャズ・コネクション”
(セバスティアン・カプテイン、ヨースト・スワート、ヨローン・ヴァーダグ)に
よるスペシャル・ステージ 、、、などと宣伝されてたけど、、、!?
◎結論から先に書くと、、、あまり楽しくなかった!^_^)
今回の演奏は、全曲フランシーン・ヴァン・トゥイネンのボーカルが入って、
これの唄伴として、ジェシ・ヴァン・ルーラーのギターが巧みなテクニックで
絡み、それを堅実なピアノ・トリオが支える、、ってそんなスタイルだった。
全曲全てに渡って、正に理路整然としてキッチリとした唄と演奏!
まるで卒がなく、これがヨーロッパ・ジャズだ! と云わんばかり!^_^)
各プレーヤーが一流プロで、巧いのは充分に解る、、、が?
しかし、、、何だろう? 何かが物足らない?
私が好きなメディアム・4ビートの曲が演奏された時でも、いつものライブと
同じく私は足でリズムを取ってるものの、、、
、、、何となくのらない? 何故? 何が違うの? ワカラン?
とにかく、曲には関係なく何故か音楽にのり切れないのだ!
◎凡そヨーロッパのジャズ・メン達は、、、
昔からテクニック的には上手、そしてその演奏は知的と云っても過言では
ないだろう。しかし私にはあまり面白くないのだ! リズムが乗らないのだ!
、、、これが私の耳に聞こえる正直な感想!
また、言い換えればジャズらしいスリルも感じないし、あまりにも上品で
洗練されていて、ジャズらしいドロ臭さも殆ど感じないのだ。
また別の云い方をすれば、、、
極端に云えばマイナーの曲を演奏してもメジャーな曲にしか聴こえない?
文字どおり欧米人たる彼らにはジャズのドロ臭さがなく、東洋人たる
日本人のジャズの方が私の耳にはジャズらしく聴こえる!、何故だろう?
しかし、ヨーロッパのジャズ界には、昔からケニー・ドリュー、デクスター・
ゴードン、マル・ウォルドロンなどなど、米国からヨーロッパに移住した
人気プレイヤーも沢山いたが、これとは別に純粋なヨーロッパ人でも、
ジャズ界で名を挙げたミュージシャン達も、特にフランス、パリや、北欧
スウェーデン、デンマークのコペンハーゲンなどには多かったと思う。
彼らは上記した様に本場アメリカや日本人のジャズとは違っていたが、、、
それなりに楽しさも充分感じてはいた。
しかし今回のオランダ人グループに対する私の感想は、、、
記事のタイトルを 「ヨーロッパ・ジャズは面白くない?」、ではなく、、、
厳密には、、、
「オランダ人のジャズは面白くない!」 とした方が正解だったかも?^_^)
◎昨年、初めて聴いたギターのJesse Van Rullerの事や、
ヨーロッパ・ジャスの事を書いた過去の参考記事もお読み下さい。
『Jesse Van Ruller Trio』
◎そして、いつもの関連拙ブログも!
本文記事左側INDEX欄 ※“趣味の音楽関連シリーズ” もご覧ください!
(1)その中の“音を楽しむ徒然語り” その1~7(最終回) のシリーズ、他。
(2)またHPの“Modern Jazz LP Collection” (Part 1, 2) も併せご覧下さい。
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