「RYAN KEBERLE & Catharsis Japan Edition 2016」
先日1月13日(水)、その夜のライブハウス“Mr.Kenny's” では、、、
「RYAN KEBERLE & Catharsis Japan Edition 2016」 とは?
現代若手ジャズ・トロンボーン界最高峰、、(か、どうか知らないけど?)
《Ryan Keberle/ライアン・ケバリー》 が来日!自身のプロジェクト
『Catharsis』の楽曲を日本の精鋭ミュージシャン達と共演の
、、、Japan Tour 2016、、、
、として東京、静岡についで、今回名古屋ケニーズでのライブになった。
Ryan Keberle はそのProfile によると、、、
この人は1980年生まれのアメリカ人、って云うからまだ35歳の若手!
最近のジャズ・ミュージシャン、それも本場アメリカ人はどんな人が活躍して
いるのか? ほとんど知らないし、もちろんこのトロンボーニストも初めて!
それはともかく、この日のメンバーは、、、写真はネット上のFB(https://www.facebook.com/masashi.ando.10?pnref=story)
から無断借用。
上の写真左から 東かおる(vo)、Ryan Keberle(tb)、中林薫平(bass)、
広瀬未来(tp)、樋口広大(dms)
◎ここで、いつもの“オレ流”ライブ感想だけど、、、
そもそも、この日のうたい文句、、、
“自身のプロジェクト「カタルシス」の楽曲”、ってなんだ~? と改めて
調べてみたら、、、
「音楽コミュニケーションへの実験的アプローチ」な~んて小難しい話!^_^)
まァ~そんな事はどうでも良くて、、、
いつもの様に 先入観は抱かず 聴いてみたら、、、
三管編成ならぬ二管+一声編成?、つまり広瀬(tp)、ライアン(tb) で二管、
そして“一声”とは? 東かおる(Vo)のこと!
要するにボーカルと云っても、演奏の中で時々歌物も入る、って云う普通の
ライブ・パターンではなくて、、、まるで三管の中の“一つの管楽器”の様に、
東かおる(vo) が素晴らしいスキャットを駆使して唄い奏でていたのが
特徴的だった。
選曲は2st.の殆どの曲がライアンのオリジナルだったが、ニ、三曲は
スタンダードも演奏してくれた。
特にボーカルがライアンのトロンボーンと、ユニゾンの様に奏でたりする
のが良かったし、他の二管とアンサンブル的な役割を果たしていたのが
印象的だった。
まぁ~普通は、演奏者のオリジナル曲、って~のは聴いてる方はあまり
面白くない場合が多いけど(^_^)、このグループはそれほど独善的でなく、
聴かせてくれたところが良かった。
ただ、外人ミュージシャンに多い日本の禅への共鳴、心酔、、、?
Ryan Keberle も御多分にもれずで、一曲だけそんなテーマの曲が演奏
されたが、こりゃ~ど~もッ? もう結構です~! って感じだった!^_^)。
1st.2st.の全曲を通じて広瀬未来(tp)が素晴らしかったのはいつもの事、、
今回は特に、もしこの人が居なかったら、正直云ってあまり楽しいライブ
にはならなかっただろう?
この人のスリリングなハイトーンには毎度の事ながら痺れっぱなし!^_^)
また、今回初めて聴いた中林薫平(bass)、この人のウッドベースの音色は
非常に重く、魅力的で且つ凄いテクの持ち主だった。
そしてドラムの樋口広大 も初だったが、派手さがなく堅実なブラシュワーク
が大変印象的だった。
いずれにしても日本にもホント素晴らしい若いミュージシャンが多い事を
再確認。
ただ、私がこの日のライブで一番楽しくノル事が出来たのは、、、?
最後のアンコールで演った、カウント・ベイシーのブルースだった!^_^)
以上、、、
◎メンバーの詳しい情報は⇒ ミュージシャン情報 をご覧あれ!
◎最後にちょっと余談だけど、、、
ジャズ・トロンボーニストで私が今すぐ思い出すのは、、、?
古くはデキシーのジャック・ティーガーデン、スゥイングのトミー・ドーシー、
グレン・ミラー、ベニー・グリーン、、、
そして近代のJ.J・ジョンソン、カーティス・フラー、バルブ・トロンボーンの
ボブ・ブルックマイヤーぐらいだろう。
低音部楽器であまり派手さはないが、なかなか格好良い音色、、、!
格好いい、と云えば今思い出したのが私がまだ子供だった頃、、、
今は亡き父が、酒を飲んだら決まってトロンボーンの吹き真似、つまり、、
今流に云えば、エア・ギタリストならぬエア・トロンボニストだった事!^_^)
あの時代 、たしか昭和24,5年頃、父は42,3歳の筈だが、、、
本物のトロンボーン演奏を見たりするチャンスは無かった筈だけど?
何故その真似を、、、?
多分、街のチンドン屋の演奏を見たり聴いたりしたんだろうな~?
父は、奏者がピストンをスライドさせる恰好が好きだった様で、酔うと必ず
そのスライドする手真似をやってのを思い出してしまった、、、!涙)
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(1)ブログ“音を楽しむ徒然語り” その1 以降のシリーズと、
(2)HPの “Modern Jazz LP Collection” も併せご覧下さい。
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