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« 感動の映画(1) 『杉原千畝 (SUGIHARA CHIUNE)』 | トップページ | Merry Christmas & Happy 2016! »

2015年12月21日 (月)

感動の映画(2)『海難1890』

前回に引き続き感動の映画(2)は、、、

Poster2『海難1890』

製作年::2015年
製作国:日本・トルコ合作
配給:東映
監督:田中光敏
主な出演者:内野聖陽、ケナン・エジェムスタファ、
忽那汐里、アリジャン・ユジェソイベキール、他。
上映時間:132分

◎この話の概要は、、、
私はこの話を9年ほど前に初めて知って、HP 「今日の独り言」 の中の、
(2007年1月11日記 参照)、で書いていた、、、
それは明治時代にトルコの軍艦が日本近海で沈没! それを近くの住民達
が力を合わせて献身的に救助活動をした、、、と云う良い話。

今年、その話を映画化した 『海難1890』 は、日本とトルコの友好125周年を
記念して両国の合作映画として製作されたらしい。
映画の最後にはトルコの現大統領の祝辞メッセージが流された。

T01a_164562時は1890年(明治23年)、当時のオスマン・トルコの
軍艦エルトゥールル号が、日本への表敬訪問の
帰路、台風に遭遇して沈没する海難事故が起きる。
そして乗組員500人以上が遭難死亡、助かったのは
僅か60数名だった。

その現場は、あの民謡 ♪ここは串本~、向かいは大島~♪ で有名な
本州最南端、現在の 和歌山県東牟婁郡串本町紀伊大島

この時、遭難現場付近の地域住民が献身的に救援活動をした事などが、
後にトルコで大いに評価 感謝されて、国を挙げて日本に対する友好ムード
が高まった。


◎それから95年後の1985年(昭和60年)、、、

Shinnbunnteheranあのイライラ戦争(イラン・イラク戦争)勃発時に
テヘランに取り残された215名の日本人救出の為
トルコ政府が急きょ救援機を飛ばして出国させた
出来事が有った。
これはトルコが“あたかも昔の恩を返すが如し”

映画は、この二つの出来事を前後編とした構成に
なっている。
実際にこの二つの事件を切っ掛けとして、
日本とトルコの間には現在でも友好的関係が
築かれている。

映画の前編、エルトゥールル号海難事故編は、事故が起きた現地である
和歌山県串本町で撮影が行われたとか!

◎ここで例によってオレ流感想、特に前編だけど、、、
Ertugrulfirkateyn_2
エルトゥールル号 はオスマン・トルコのフリゲート
艦だった。当時の木造軍艦で、内燃機関として
石炭ボイラーを持つレシプロ機関船だった。

和歌山県の大島近くで台風に遭遇した時、、、
、、、激しい暴風雨の中、乗組員たちの懸命な操船シーンが迫力充分!

しかし、遂に強風で帆のマストも折れ、内燃機関だけが頼りとなるが、、、
そこも暴風雨の浸水で燃料の石炭が使えず、燃える物は何でも、と
船員達が日本でお土産に買った人形なども泣く泣くボイラーに、、、等々
、、、乗組員たちの、艦を守ろうとする悲壮なまでの奮闘シーン、、、
                    、、、これも映画としては良く出来ていた。
最後は浸水が激しくなって、遂にボイラーが水蒸気爆発!


◎ただ映画の中でチョット気になったのは、、、
エルトゥールル号が遭難沈没している最中、そんな事は知る由もない
近くの串本町大島では台風の暴風雨の中だと云うのに、何故か住民や
漁師達が飲み屋か宴会場で芸者を挙げてのドンチャン騒ぎの真っ最中!

あの騒ぎは何かのお祝い? お祭り? いったい何んだったのだろうか?
良く意味が解らず? わざわざその様なシーンを入れた監督の意図は?
もし、ただの宴会だったら、あんな台風の夜に宴会するかな~??

村人達は宴会中に異様な爆発音を聞いてビックリ!
それが実は件の船のボイラーの水蒸気爆発音だったのだが、、、
そんな事とはつゆ知らず、雨風の中、浜辺に走って座礁した船を発見!
                      、、、そこで初めて船の遭難を知った。

浜辺に打ち上げられた乗組員の中には瀕死の重傷を負った者もいた。
そこで村長以下村人たちは、ドンチャン騒ぎを止めて、ただちに皆で懸命に
救助活動をしたのは大変感動的で良かったけれど、、、?

ただ 普通だったら先ず最寄りの警察とか役所に連絡するのでは?
、と思うけど? 多分近くに警察所もなく、事態が緊急を要してたから、って
事だろう?  村人たちが救助活動をしたのは事実なのだから!

もう一つチョット気になったのは、、、?
映画の設定でも実際にも、当時の村人達の生活は貧乏のドン底で自分達
も喰うや喰わずの生活だったのに、よくもまぁ~あれだけ何処の誰か?
見ず知らずの、しかも当時は珍しかった外人の大男達の遭難者を見て
あれだけ数日間にも亘って献身的に救援活動をしたとは??

あまりにも 出来過ぎた道徳心のかたまり? 善人過ぎるのでは?、、、
               、、、と、正直そんな感じがしないでもなかった!^_^)

そして、、、
言葉は通じなくても人間の真心は通じる、、と監督はじめ製作スタッフは
この映画で表現したかったのだろうが、、、それにしても、、、 
エルトゥールル号の救助された船員たちと村人達とのヒューマン・ドラマを
ちょっと強調し過ぎてた様な、、、? ま~そう云う映画だろうけどね!


◎映画の後編は、、、
テヘランでの邦人救出編だが、空港で脱出を待つトルコ人達が、
同じく脱出を待つ日本人に席を譲るシーンが、あまりにもアッサリしていた。
脚本としてはもう少し捻って欲しかったな~!


◎最後に、、、

先入観なしにこの映画を楽しめたのは事実で、特に前編の遭難シーンと、
後編のテヘランでの日本人出国シーンを巧く組み合わせるなど、、、
全体としては、ま~良く出来ていた映画だろう。

Photo聞くところによるとトルコではこの歴史的な事実が
良く知られているらしいが、日本では串本町以外
では、あまり知られていないのが残念!
私も冒頭書いたように9年前までは知らなかった。
だからこの映画を通じて多くの日本人がこの件を
知ったら良いだろう。特に子供たちは!

◎関連資料
映画 『海難1890』公式サイト
エルトゥールル号遭難事件


◎以下は余談だけど、、、
元々トルコはイスラムの盟主 オスマントルコ帝国 として、今の東欧や
北アフリカ、地中海沿岸など広大な地域を支配していたが、1800年代頃
から衰退の一途を辿り、特に1914年から5年間続いた第一次世界大戦が
終結した1918年(大正7年)以降、1924年から現在の トルコ共和国
なっている。
これも参考に⇒【懐かしの映画(25)アラビアのロレンス】

そんな中、帝国最後の頃に発生したこの事件の意味は、単なる海難事故を
通り越してトルコと云う、日本人にとってあまり親しみがない国を知る事にも
なった。

それにしても、、、
最近はシリア情勢と難民問題で欧州がますます混沌とし、IS(イスラム国)
をめぐって有志連合に基地を提供しているトルコが、IS空爆に加わった
ロシア機撃墜事件を起こしたり、それが切っ掛けで互いに ISの石油密輸
疑惑等々、、、両国の間で睨みあい状態が続いている。
トルコは同じイスラム教国の中でも特異な存在かも?
                             、、、良く分からないな~?

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コメント

この映画見たほうが良かったかな。
「007」はやたら長くて、登場人物多くてややこしくて。
アクション楽しむだけで、感動するには至りませんでしたね。

「007」、??
あのジェームズ・ボンドの「007」ですか?? 
、、、だとすればただの娯楽映画!
、と云いながら私も昔は良く見てました。
但し、初代ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリー版だけですがね。
多分、貴女はご存じないでしょう?
ボンド役の二代目以降、現在は誰がボンド役か?
知らないけど、もう観る気になれませんね~!

「海難1890」、これは一応、史実を映画化したものですから、、、
この史実を知らない人は見る価値は充分あるでしょう。
前回の記事、『杉原千畝 (SUGIHARA CHIUNE)』 と共にね!
いずれも日本人の誇りです。

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