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2015年4月29日 (水)

ドラマ “Roots” に因んで!

前回書いた TVドラマ “Roots” の話は、昨4月28日で終了!
長かった親子三代にわたる奴隷の悲しい物語だったが、ここで改めて
思ったことは、、、?

なぜ、アフリカの黒人がアメリカに強制移送され、その後の過酷な人生が
親子数代まで長期間も続いたのか?

そもそもアメリカに於ける奴隷制度やその歴史と背景、そして黒人奴隷たち
と、土着ネィティブ・アメリカンであるインディアンとの関係は、、、?

そうなると否が応でも思い浮かべる 大好きな西部劇 とそれらの関連、、?
つまり、以前から好きだったアメリカ史にまたもや興味が湧いてきた。
以下、主にWikipediaからの抜粋だけど、、、

*1492年 コロンブスのアメリカ大陸発見
  (学生時代1492年をヨ・イ・ク・ニと暗記したね!^_^)
  【この頃は200万人以上のインディアンが存在してたらしい?】

*1493年~1776年、植民地時代、
  (アメリカはスペイン、イギリス、フランス等による植民地支配が280年間ほども続く。)
  【1620年頃からインディアンとの小競り合いが始まった】
    【※1640年頃から公式なアフリカ黒人奴隷制度開始】

*1776年~1789年  独立戦争と国家建設
  (1789年に完全独立。ワシントンが初代合衆国大統領就任)
   【1778年頃からインディアンに対する本格的な民族浄化、ジェノサイドの開始】
 
*1789年~1861年 建国初期、米英戦争
  【1820年、この頃から一部の解放奴隷をアフリカに帰還させる運動も!】
  【1830年インディアン強制移住法制定、いわゆる“涙の道”
*1860年~1890年 西部開拓、領土拡大フロンティア時代
  (あの 西部劇時代 も、こう見るとほぼ30年間ほどだったか!)
  【1861年~1865年の南北戦争で北が勝利、※リンカーンによる奴隷制度の廃止】
  (因みに1868年、日本の明治維新、1869年大陸横断鉄道完成)
   【1890年頃までインディアンとの争いは続いた】

*1890年~1918年 帝国主義時代、第一次世界大戦
*1918年~1939年 史上最高の繁栄と没落
*1939年~1945年 第二次世界大戦

つまりアメリカの奴隷制度は公的、合法的期間だけでも1640~1865年
の、約230年ぐらい続いた事になり、日本の江戸時代にも匹敵する、、、
超長期間! だから黒人奴隷は最初から数えて10代以上の世代交代が
続いた事になるな~!

資料によると延べ1,200万人ものアフリカ黒人が南北両アメリカ大陸に
強制移送されたが、このうち最初の頃 5.4%(645,000人)だけが現在の
アメリカ合衆国に連れて行かれた。しかし、、、
1860年になるとアメリカ合衆国の国勢調査では、奴隷人口は400万人に
達していたとか!?

一方、インディアンの方は、、、?
コロンブスが新大陸を「発見」した当時、現在のアメリカ合衆国部分には
200万人以上のインディアンが存在していたとか?
しかし1830年、時の白人政府によるインディアン強制移住法が制定され、
そこからインディアン達の苦難の歴史が始まる。特に、、、

1860年代から80年代にかけての西部は、こうしたインディアンと白人との
激烈な戦いの場となった。これが即ち インディアン悪者の西部劇!^_^)
、てな訳で、1890年頃には25万人程まで減少したインディアン人口
だったが、現在142万人(1980年)にまで回復しているらしい。

話を戻して、それでは何故アメリカでは 先住民のインディアンではなく、
アフリカから黒人を連れてきて黒人を奴隷にしたのか?
 それは、、、

アメリカには、原住民インディアンの数が少なく、労働力として絶対的に
不足していたため、とか?
ヨーロッパ人が、アメリカ大陸に到達したころの南北アメリカ大陸原住民の
総人口は、3000万人程度と推定。
そのうち、現在のアメリカ、カナダ地区に200~300万人程度とか?

この様に、イギリスを主とした植民地時代から始まって、急速に開発を
進める建国当時に至るアメリカとしては、綿花など大規模なプランテー
ションを行うには、人口が少ない原住民では労働力が決定的に不足
していた。

またインディアン(南米ではインディオと呼ぶ)は、アスティカ、マヤ地区、
インカ地区に比べ、文化程度も低かったため、疫病などにも弱く、
ヨーロッパ人と接触した部族は、天然痘などの疫病が広がり、ただでさえ
少ない人口が、疫病のためさらに減少してしまい、結局原住民はまともな
労働力とはなり得なかった。
そのため、低賃金労働者として、アフリカの黒人を連れてくるしか方法が
なかった!、、、らしい?

また別の宗教的な見方として、、、
キリスト教及びユダヤ教の”原理主義的”な解釈によれば、、、
人間というのは契約の民(教化されている民)だけ。
旧約聖書のカインとアベルの兄弟の話では、兄を殺し神に嘘をついた
罪でエデンから追放されたカインは、エチオピアより南に追放された。
追放されたカインは契約を断ち切られているので「人間ではない」、
、、、って変な理屈。

奴隷制度があった古代、キリスト教はエチオピアより南の地域に住む
人々をカインの子孫(すなわち人間ではない)と考えた。だから奴隷として
扱う事を黙認していた。それどころか、カインの子孫の救済になるとして
積極的に支持した、ってウソのようなホントの話かも?^_^)

従って、黒人は人間ではない存在として古代から白人に差別迫害され
続け、インディアンは先住民なので“人間”、しかし“最低人間”として
扱われた、とか!?
いずれにしても、如何にも 白人至上主義を裏付けるような話 と思うし、
必ずしも単純な宗教的見方とは言い切れない、、、
、、、白人の根底にある、有色人種蔑視の証し だろう!


現在、アフリカ系アメリカ人は、アメリカ合衆国民のうち、アフリカ出身の
黒人(ネグロイド)もしくはその子孫であり、その大半は、19世紀半ばの
南北戦争以前にアフリカ(サハラ砂漠以南のブラックアフリカ)から奴隷
貿易によりアメリカに連れてこられた奴隷の子孫。

奴隷として連れて来られた際は、アフリカの出身集団や民族集団が
異なっていたが、奴隷制度によって民族・文化的なつながりが乏しくなり、
また長い年月によって混血が進んだため、現在では民族集団ではなく、
アメリカ合衆国に在住するヨーロッパ系白人、メキシコ系、インディアン、
プエルトリコ、等などの内、“黒人系”としての人種コミュニティになった。
(米国内の黒人人種比率: 12.9%、2005年現在)。

そしてアフリカ系アメリカ人は、長い間人種差別の対象とされ苦難の道を
歩んできたが、今ではホワイトカラーや軍人、俳優やミュージシャン等、
芸能分野、スポーツ分野で活躍する人達も多く、また多数の閣僚や国政
の中枢まで上りつめた人物も多い。早い話、初の黒人大統領オバマなど!

その点、同じ黒人でも南米ブラジルなど、他のヨーロッパ系主体の移民
国家のアフリカ系住民より、アメリカ合衆国では社会進出が進んでいる。
、、、にも関わらず、相変わらずアメリカでは 黒人問題 が続いている。


◎いろいろ調べていく内に、今回初めて気付いたのは、

Photo_22000pxflag_of_liberia_svgアフリカ西部の リベリア
この国は実はアメリカが創った国
だった、って事、、、
これは今まで知らなかった!
どうりでアメリカ国旗に似ている、と思った!^_^)。

アメリカで苦難の道を歩んでいた黒人たちも、1820年頃になると、世代交代
が進み、その総人口も200万人程にも膨れ上がっていた。
かようにアフリカ系アメリカ人の白人に対する比率が圧倒的に増え始め、
これに付随して白人との混血も増えてきた事に対する危機感、その他の
理由で一部の解放奴隷達をアフリカに帰還させる運動が始まる、、、
、、って事は、、、?
アメリカ人も全く身勝手なものだな~! アフリカから強制的に連れて
来たくせに!怒)

そしてこの国は1847年に独立。アフリカでは一、二の古い独立国。

Flag_of_sierra_leone_svg_2もう一つアフリカ西部のシエラレオネ
この国は長い間イギリスの植民地で、アメリカと同じく奴隷
制度を施行していたが、1787年に最初の奴隷解放者が
移住したらしい。1961年イギリス連邦の一部として独立。

しかし、リベリアもシエラレオネも長い内戦やエイズなどの病魔その他で、
今や世界でも有数の最貧国。こんな事ならアメリカに強制移住させられ、
長期間奴隷のままだったが、やがて自由を勝ち取って、
アメリカに根付いた黒人たちの方が結果的には幸せだったのかな~?




◎最後に、、、
以上、 TVドラマ “Roots” の壮大な物語は、あの若かった38年前に観た
時より、今回観てまた改めて私の興味を惹いた。
こうして自分でブログを書いてみると、良くも悪くもアメリカの恥部の歴史
を再認識し、しかし現状日本を取り巻く世界情勢を考えると、そんな
アメリカと上手に付き合って行かねばならない現実を再考する良い機会
になった様な気もする!


◎参考資料
アメリカ合衆国の歴史 
アメリカ合衆国の奴隷制度の歴史
インディアン
インディアン─迫害の歴史
黒人奴隷クンタの20年間
クンタ・キンテ島と関連遺跡群
西部開拓時代
アフリカン・ディアスポラ・ナウ from NY
インディアンと黒人の関係


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