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2015年3月29日 (日)

MJQの魅力

ようやく暖かくなりつつある今日この頃、桜の開花も各地でチラホラと、、、
でも時々は寒い日もあって、そんな時は外出もせず、今日も家でこうして
ブログを書きながら、BGMではジャズやクラシック音楽を流している、、、♪

クラシック音楽と云えば、、、
最近買ったディスクの中に、スメタナの“わが祖国”、って~のがある。
こりゃ~なかなか泣かせるシンフォニーで、特に第二楽章は素晴らしい!

正確には、、、
Bedrich Smetana:“Ma Vlast”, Cycle of Symphonic Poems
ベドルジーハ・スメタナ作曲:連作交響詩 “わが祖国”
クーベリック指揮 ボストン交響楽団
81ggvmqcxvl__sl1500_
スメタナはチェコ国民楽派の創始者、、とか。
他国の支配下に苦しむ祖国を思って書かれたのが
この交響詩、と云われている。
で、その第二楽章「モルダウ」はモルダウ川の
ほとりに立つ城を描いたものとか、、、!
とにかくこの 第二楽章を聴くだけでも感激!
感涙ものかも?^_^)

クラシックで思い出したのが、、、
私は元来 ジャズが大好き 、昔は寝ても覚めてもジャズ一辺倒だった。
そして、そんなある時出会ったのが、、、
MJQ(モダン・ジャズ・カルテット)、って云うグループ!
Mjq_5_2

20歳前から聴き始めたジャズも初めの頃は、いろんなジャンルのジャズを
聴き漁り、ド派手なサウンドのビッグバンドジャズを好んだり、時には静かな
コンボ・ジャズを聴いたりしていたが、、、
やがて歳をとるにしたがい、自分の好みの傾向が自然に固まっていった。

そんな頃からピアノ・トリオがしっくりくるようになっていたが、、、
並行して、たまにはクラシック音楽も聴いていた。
そんな私が20歳頃のある日、それまで聴いたことがない、、、?
初めてのサウンド♪に出会った!

それはまるでクラシック音楽のような、そんな雰囲気を持った音楽だった!
しかし良く良く聴いてみると、その音楽もジャズには変わりない? 
それこそ、MJQ(Modern Jazz Quartet)呼ばれる黒人4人組のコンボ
だったッ!

Top_10←これが1962年、初めて聴いたMJQのレコード。
『The Modern Jazz Quartet/European Concert』
MJQのヨーロピアン・コンサート、2枚組LPだった。

ATLANTIC MJX-1, 1960/4/ MONO録音
ジョン・ルイス(p),ミルト・ジャクソン(v),
コニ-・ケイ(dms),パ-シ・ヒ-ス(b)

Safe_image初めて聴いた時、このレコードに異様な感動を
覚えた! まるで ジャズ室内楽? と呼んで
ふさわしいサウンド!
全員黒人でありながら、それらしいドロ臭さは
皆無、バッハの様な古典音楽を聴くような厳かな
雰囲気。

しかしミルト・ジャクソンのウ"ィブラホ-ンは
随所にソウルフルでファンキ-なム-ドも漂わせる。ジョン・ルイスの
ピアノはシングル・ト-ンで派手さはないがバイブとのコンビネ-ション
が最高だった!

そもそもMJQは1952年に、ディジー・ガレスピー楽団から、リズムセクション
が独立し、ジョン・ルイス(p)、ミルト・ジャクソン(vib)、パーシー・ヒース(b)、
ケニー・クラーク(dms)によってカルテットのグループ“モダン・ジャズ・
カルテット(MJQ)”が結成されたが、2年後にはドラムスがコニー・ケイに
交代、、、その後はメンバーは変わらず。

グループ結成以来、ホーン(管楽器)をメンバーに加えない、というのが
最大の特徴で、演奏は“エレガント”と評されるように、クラシック室内楽
のような緻密で繊細なサウンド。

そもそもピアニスト謙リーダのジョン・ルイスがバッハ的で、知的、、、!
クラシックに似たピアノ奏法と、ミルト・ジャクソンのブルージーで熱い
演奏スタイルがちょうどバランスよく融合し、“エレガント”な雰囲気を
作り出している。因みに、、、
ジョン・ルイスの地味でバッハの様なピアノ演奏よりも、如何にも黒人っぽい
ソウルフルでジャズっぽい雰囲気を持つミルト・ジャクソンのウ"ィブラ
ホーンの方が大いに目立って、皮肉的に MJQ(Milt Jackson Quartet)、
呼ばれた事もある!^_^)

MJQはビ・バップなどのホットなジャズとは一味違った“エレガント”な
演奏に、ジャズファンはもちろん、クラシックファンをも取り込み、幅広い
音楽層に高い人気を誇った。例えば、、、

019『DJANGO』、このアルバムはドラム(dms)
がコニー・ケイに代わる前のMJQの初代
ドラマー、ケニー・クラークが参加した初期の
MJQの名盤中の名盤。
ベルギーのジプシー出身のギタリスト、
ジャンゴ・ラインハルト(g)に捧げた表題曲
「Django」があまりにも有名。



Top_09『The Modern Jazz Quartet/Under The Jasmin Tree』
APPLE AP-8595, 1968/XX/XX  録音
ジョン・ルイス(p),ミルト・ジャクソン(v),
コニ-・ケイ(dms),パ-シ・ヒ-ス(b)
MJQレギュラ-・メンバ-による録音
だが、MJQにしては異色の雰囲気!
全曲ピアノのジョン・ルイスのオリジナル作品。
やっぱり室内楽的ム-ドで、このLPではミルト・ジャクソン(v)  のソウルフルな感じは皆無!

しかし、MJQは1974年に一度解散する。
Top_08← これが解散を記念した最後のレコード!
『The Last Concert/The Modern Jazz Quartet』
ATLANTIC P-5177~8A,  1974/11/25  録音
ジョン・ルイス(p),ミルト・ジャクソン(v),
パ-シ・ヒ-ス(b),コニ-・ケイ(dms)

モダン・ジャズ史上20年以上続いた屈指の名コンボ、MJQのラスト・コンサ-ト。さよならコンサ-トはこれまでの集大成とも云うべきMJQ演奏の名曲シリ-ズ、
「Softly, as in a Morning Sunrise(朝日のようにさわやかに)」、
「バグス・グル-プ」、「ラウンド・ミッドナイト」、「ジャンゴ」、etc、etc、の
2枚組LP。

同じ曲を演奏した他のMJQのレコ-ドより、さらに磨きが掛かったこの盤の
演奏はさすがにラスト・コンサ-トに相応しい。逆に言えばMJQのレコ-ド
だったらこの2枚組みだけを持ってたらそれで充分かも?
とにかく全員がノリにのった、力のこもった演奏のディスクだった。

かように、1974年に解散したMJQは1981年には再結成された。
それは、、、? ミルト・ジャクソン自身は、ジョン・ルイスのアレンジする
クラシック的演奏よりも、ブルージーな演奏を好んでいたため、MJQの
活動をあまり好んでいなかった? と云われているが真偽のほどは?
その所為だろうか? 上記したように1974年に一度解散したが、
その後多くのファンからMJQ再結成の要望があったため、ファンの声に
後押しされて1981年に再結成した?、、、って事らしい!?

MJQを聴いていると、50年代半ばのビバップ全盛期に、アンサンブル
重視を展開したMJQはそれだけでも偉大!
ジャズはノリだ!、スゥイングだ! と良く云われるし、私自身もそう信じて
いるが、全てに抑制を効かせた冷静、かつバランス感覚を持った音楽の
素晴らしさ。

MJQはよくクラシック、それもバロック音楽の要素を取り入れた、、、
と言われるが、そうではなくてMJQの演奏スタイルこそがオリジナリティに
あふれている。例えば以下の様なディスクもある。

Top_0_2『Fontessa』(フォンテッサ)は1956年にそれまで
所属した"Prestige"から"ATLANTIC"レコードへの
移籍1弾目のアルバム。
表題の"Fontessa"は現在も各地で上演されている
16世紀イタリア・ルネッサンスの仮面舞踏会?の
即興演劇。John Lewis が小組曲として作曲した
大作。そして、リーダー、John Lewis(pf) とMJQに
よるジャズ室内楽の代表作品。

Top_1『Pyramid』、おなじくMJQのアルバムだが、
それほど有名ではないみたい?
、、しかし、私は大好きなアルバムの1枚。
それは全曲に渡って飽かさない選曲とアレンジ
だからかも? 中でも Milt Jacksonのソウフフル
なVibraphoneには下半身がムズムズ!?^_^)




Top_2『No Sun in Venice』(たそがれのウ"ェニス)
これまた初期のMJQアルバム。50年代初め頃の
John Lewis はサードストリーム・ジャズ(第三の流れの
ジャズ)の創始者とも云われていた。
現在はフュージョン・ジャズが当然の様な流れ
だが、当時は知的な彼のジャズがとても新鮮
だった。このアルバムはフランス映画
(邦題”大運河”)の音楽としてJohn Lewis が作曲
したもの。
また、このレコードは、ジャケットの美しさでも有名で、この絵の作者は英国
の画家ターナーが描いたベニスの風景画らしい。

Top_4『The Sheriff』 は静かでエレガントないわゆる
M.J.Qサウンドからすれば相当異色な一枚。
ディスクの7曲目、「カーニバルの朝」が評判が
良かったが、確かに聴いていて気持ちの良い。
しかし、このアルバムは、この一曲に限らず、
メロディ優先のM.J.Qサウンドだが、全体的にも
jazz的に明朗な盛り上がる演奏。
クラシック的重厚感とは別の世界にあるM.J.Qの
あまり知られていない佳盤!

Top_5『Concorde』 は1955年7月に録音された。
今から半世紀前の演奏だが、穏やかで上品な
香り! これこそジャズとクラシック・テイストとが
うまく融合した音楽。
MJQのようなヴィブラフォン、ピアノ、ベース、
ドラムスという編成はジャズの音楽史の中では
異質。後にも先にもそのような編成で長く続いた
グループがない。
中でも「Softly, as in a Morning Sunrise 」は、マイルス・デイビスの「マイ・ファニー・バレンタイン」と並んで傑作中の傑作だろう!

Top_6『Porgy and Bess』(ポーギーとベス)。
とにかく美しいガーシュイン歌曲の中の
1曲目の「Summertime」から比類のない美しい音楽が最後まで流れる。
バグス(Milt Jacksonの)の繊細でイマジネーションゆたかなソロが素晴らしい。

 

Top_7『Blues on  Bach』
ブルース調とバッハ調が交互に演奏される
構成で、彼らのバッハ解釈がブルースと並べら
れた時にどのように響くかを聴く者に問うような
曲順になっている。

これこそ現代ジャズの幅をクラシック側に広げる
ような実験的アプローチなのか?
何しろ、堅苦しそうだが、聴いてみるとそうでは
なくてタイトルどおりの“Blues on (and) Bach”だった。

◎MJQをまだ聴いたことがない人は、ここ を一度お聴きあれ!
また ここ ではMJQのいろんな演奏曲をとおしで聴けますよ!

◎関連サイト⇒“Modern Jazz LP Collection”

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