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2014年9月26日 (金)

映画 『柘榴坂の仇討』

昨25日は久しぶりに映画を観に行った。 そして、、、泣いたッ!

Zakurozakaそれは 『柘榴坂の仇討』
原作:浅田次郎 の短編集の一部を映画化したもの。
(大好きな作家だけど原作はまだ読んでなかった!)

この映画の内容に入る前に、その時代背景から話を
進めると、、、

1860年(安政7年、万延1年) 3月に起こった、、、
江戸城、桜田門外の変!
これは、江戸城桜田門の近くで元 水戸藩士らによって、幕府大老の
井伊直弼 が暗殺された事件の事。
Sakuradamongainohen_2

『柘榴坂の仇討』 は、この事件で幕府大老の井伊直弼を警護する、
近習役、即ち今で云う要人のSP役だった彦根藩士の主人公が、
その大老が殺された責任上、自ら切腹を申し出るが聞き入れられず、
生きて暗殺犯の水戸浪士を探し出して 大老の敵討ちをすべし! 、、、
との上層部の命を受けて、明治維新後も艱難辛苦、、、、、
13年間相手を探し回る、、、!

そして、やっと浪士の唯一の生き残りだった男の所在が判明。
その男は、事件後身を隠し俥引き (人力車引き) として密かに暮らして
いたが、、、最後に主人公と会って 柘榴坂(ざくろざか) で刃を交える!
しかし、ちょうどその日は明治六年二月七日、皮肉にも明治新政府の
仇討禁止令 が発令された当日だった!

その結末は、、、
やっと旧敵同士が刃を交え、激しい死闘の末、最後主人公が相手の
首元に刃を当てて、目出度く仇討の本懐を遂げるか? と思いきや、、、
主人公はこの瞬間、己が刃の切っ先を止めて、相手を殺すのを止めた!

それは、、、
13年前の桜田門外の変! 最初に大老の行列の前に直訴状を持った
男が現れた時、籠の中の井伊直弼の 『仮にも命懸けで直訴している者を
粗末に扱うな!』
、、、の一言を主人公が思い出した事!
また、この長かった13年間で相手の敵役も苦労し、己の行動を後悔、
反省している様子を知った事、、などが頭を過ぎって刃を止めたのだろう?

二人は互いの苦労を知って泣いた!、、、
そして主人公が相手に対して 『互いに今後の人生を生きていこう!』、の
一言で和解! ここで映画はThe End。
幕末から明治へ、時代に翻弄されながらも武士として、また人としての
誇りと覚悟をもって命に向き合った男たちの物語に涙、涙、また涙!
やっぱり日本人の武士道、ってのは良いな~!
      、、、今でもその心意気は大切にしたいな~!



◎もう一度、この映画の時代背景は、、、
幕府大老 井伊直弼は、朝廷の許可なしに 日米修好通商条約 を結び、
この条約が日本に不利の不平等条約だった為に大方の反感を
買っていた。
また 安政の大獄 にて、彼の有名な 吉田松陰 など反対派を厳重処罰!
こうした彼のやり方に多くの人達、特に 尊王攘夷派 の武士達が不満を
抱いていた。

そして1860年3月3日の朝、春だというのに大雪に見舞われていた江戸。
大老 井伊直弼は、自宅である彦根藩邸を出発し一行60名を引き連れて
わずか600m程の江戸城へ登城の途中、Sakuradamon1、、



Sakuradamon2桜田門の近くで“元”水戸藩士、、、
(“元”、、彼らは他に迷惑が掛からない様、
 脱藩してから行動に出た!)
総勢16名によって、あっけなく暗殺されてしまった。

元 水戸藩士は今で云う、いわゆるテロリスタ、となる。
そして、、、この大事件以降、幕府の力に陰りが見えてくる!
やがて 明治維新 となり、廃藩置県 など世の中は急激に変化していく。
武士は士族となり、廃刀令によって帯刀も認められず、自らの存在意義を
見失いつつあった、、『柘榴坂の仇討』はそんな時代を背景にした物語!



◎以下、余談だけど、、、
敵討(かたきうち)、または仇討ち(あだうち)は、直接の尊属を殺害した
者に対して私刑として復讐を行う中世日本の制度。
中世期からの慣行であり、江戸期には警察権の範囲として制度化された。

代表的な仇討は、、、
江戸時代に「三大仇討ち」として喧伝されてきた「曾我兄弟の仇討ち」、
「赤穂浪士の討ち入り」、「伊賀越えの仇討ち」、、、とか?
この内、何と云ってもポピュラーなのは、やっぱり “忠臣蔵”、即ち
「赤穂浪士の討ち入り」だろう! 今風に云えば集団テロだったから!


◎もう一つ余談で、、、
私は元来、邦画にはあまり興味が無く、かと云って洋画も最近の洋画は、、
あまり面白いとは思わない! 観るならやはり 昔の洋画 が大好きだ!

381_3974d0ead7_jpgただ、邦画も特に時代劇は主にテレビで観ているが、
特に面白そうな映画が上映されてる時には、、、
映画館に出向く時もある!
最近、映画館で観たのは? と云っても2010年だけど、、、
やはり藤沢周平 原作の 『必死剣 鳥刺し』 が最後だった。
ただ、これは原作は読んでなくて、映画鑑賞だけだった。


Mibu_gishiden藤沢周平 と並んで私が大好きな作家の一人 “浅田次郎”
この人が書いた「壬生義士伝」 を読んだ時は心底感激!

お話は、、、
東北岩手の南部藩(盛岡)を脱藩した中年の冴えない
下級武士を主人公にした涙、涙、また涙のお話で、、、
幕末に暗躍した新撰組の内情が手に取るように分かって
大変面白かった。

男は何のために働くのか?、、、会社のため? 自分のため?  、、、
いや自分が愛する家族のために働くのだ、見栄も外聞もなく
ただ黙々と、、、そんな男の生き様をテ-マにした小説だった。

小説にしろ、映画にしろ、そしてテレビ・ドラマでも、私が好きな時代劇は
やっぱり シリアスなものが良いな~! 大好きだ!

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【注】下段の各≪写真集≫は2019年3月以降、現サーバーの改編で継続不可となりました。従って多数写真のアップはブログ記事内で紹介しています。