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2013年12月 3日 (火)

小説 『幕臣たちの誤算』

いよいよ冬の到来か? 連日の寒さに震えている今日この頃。
ジャズを聴いたり本を読んだり、、、もっぱらインドア生活を満喫中!

そこで、好きな歴史ものの本だけど、、、
歴史小説はしょせんフィクション! 、であれば司馬遼太郎みたいな重厚壮大な小説は過去いろいろ読んだので、最近は読んで面白い、軽~いタッチの文庫本を買ってニ、三日で読み終えている。

最近読んだ、そので軽~い歴史ものが二冊、、、
その一つは『幕臣たちの誤算』、そしてもう一つが『清州会議』

先ずは、星 亮一著 幕臣たちの誤算-彼等はなぜ維新を実現できなかったか-』青春文庫。51ie4kypml__sl500_aa300__2

知識としてはあったが、この本を読んで改めて感じたのは、、、
誰でも知っている幕末の主な幕臣達の中で、特に小栗上野介、榎本武揚、勝海舟、福沢諭吉など、海外を自分の目で見て、少なくとも当時の江戸幕府の中では国際感覚の世界観を持った優秀な人材が揃っていたこと。

しかし、実際に江戸幕府を倒して維新を成功させたのは、彼ら幕臣ではなく、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、坂本竜馬など、実際には海外に行った経験もない、外様でも特に低い身分階級の者たちだった。
つまり薩長土肥の下層武士たちが幕府を倒して維新を成し遂げたのだ。
私も以前、ここ で書いた事があったけど!、、、これにはホント驚き! 

当時、幕府は鎖国をしていたが、ペリー来港など幕末期には遅ればせながら外国を知るべく海外使節派遣には熱心になった。上記の優秀な幕臣たちが海外から帰国し、彼等の知識や経験が後の明治新政府に有形無形いろんな貢献をした事も事実だろう。

それでは何故、海外経験もある優秀な幕臣達が維新を実現できなかったのか?
その最大の原因は? 著者はこの本で、幕府のトップである一橋、徳川慶喜が良く言えば直感で素早く動くタイプ、しかし悪く云えば物事を熟慮せず、また優柔不断だった事が最大の原因、と説いている。

さらには、幕臣同士の意思疎通が難しい幕府組織であったこと、現在の縦割り行政の欠点が当時の幕府にも有ったのだろう? 外国も知っている優秀人材だったのに、何故か幕臣たちの危機感、緊張感もあまりなかった事を著者は挙げていた。
結局、幕藩政治から新しい政治体制に脱却し、生まれ変わるための意思統一が出来ず、準備不足のまま、慶喜が独断で大政奉還をしてしまった、、と!

印象的だったのは著者のあとがき、、、
『今日の日本の状況を見ると、幕末の日本に良く似ている。抵抗派は尊皇攘夷の浪士の様であり、人を創りだす教育はあらゆるところで疲弊し、幕府や諸藩の学問所の様に閉鎖的。その結果何年経っても外国語も喋れず、テストばかりで独創性も失われ、悪平等が蔓延し、良い意味での競争がない。自国さえ平和であれば良い、軍備不要を説く人さえ居て正に世紀末!
前世期の遺物のような固定観念にしがみつく日本は危うい。幕臣たちが犯した誤算の教訓を今こそ活かすべきだろう!』、、、と!

勝手ながら、私流に言い換えれば、、、
『今の日本も幕末の混乱期と似ている?? 民主党政権よりやっぱり自民党政権だッ! と国民が選挙で選んだのに、各メディアは前政権時代の悪弊を早々に忘れ、何かと現自民党政権を批判したり、国家の防衛的な主張に対しては、バカの一つ覚えみたいに、何でもかんでも戦争に結び付けて反対したり、公に出来ない国益に沿った国家機密の重要性を考えず、やたら国民の“知る権利”だけを叫ぶ馬鹿ジャーナリスト達、、、
また教育に至っては良い意味での競争を避けたり、国の成り立ちやら国を守る気概を教える事に反発する日教組の悪弊が未だ改善されず、その他、etc、etc、etc、、、言いだしたらキリがない!』、となる。


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