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2013年11月 3日 (日)

懐かしの映画(30)『ダンス・ウィズ・ウルブズ』

いよいよ11月になりましたね~! 朝夕チョット寒くなってきたけど、このまま秋から冬へ向かうのか?相変わらず爺(時事)放談は書く気にならず、
“懐かしの映画シリーズ”を続けています。

『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(Dances with Wolves)
51ykgnwxf3l監督:ケビン・コスナー
製作::ケビン・コスナー,ジェイク・ロバーツ
出演:ケビン・コスナー,メアリー・マクドネル,
    グラハム・グリーン
音楽:ジョン・バリー
撮影:ディーン・セムラー
配給:オライオン・ピクチャーズ
製作公開:アメリカ 1990年11月、日本公開 1991年5月
        

今回の映画 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、この“懐かしの映画”シリーズでは過去紹介した映画より最も新しい1990年の作品。
この作品が日本で公開された時期、私は海外に居たので実はこの映画を観ていない。後日、知人から紹介されたDVDで初めて観た映画だった。

この映画は一口で云えば 異色西部劇! 何が異色か? と云えば、昔の
インディアンが出て来る西部劇に見られる勧善懲悪、つまり白人が善人で
インディアンは野蛮で悪人、と云うパターンを、この映画では全く逆の見方、
インディアンの立場で描いているところだろう!

具体的には、セリフの3分の1 がスー族の ラコタ語 だったり、自分達が
冬を越すために必要な分しか殺さない、と云うインディアンの
「狩りの哲学」、つまり自然やそこに暮らす動物達と、人間の共存の道をも示している。今風に云えば、エコロジー西部劇 だった。

今回、この映画を取り上げたのは、以前紹介した『捜索者』 の中でもちょっと触れた、、、
白人優越主義のアメリカ社会に対して警鐘を鳴らし、同時にフロンティア・
スピリットへの郷愁を表した傑作名画だ!
、、、と。
『捜索者』 共々 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 も名作映画と云えるだろう。


◎3時間以上の大作なので簡単なあらすじを、、、

C8fddd65c781e1a88a128f211a43ffe1時は1863年秋、南北戦争の激戦地テネシー州セント・デービッド。北軍のダンバー中尉(ケビン・コスナー )は大活躍をするが、足に重傷を負って野戦病院に収容される。

戦争終結後、彼は自ら希望してフロンティアと呼ばれていた辺境の地、当時の最西部であるサウス・ダコタのセッジウィック砦に赴任。
そして彼のたった一人の生活が始まる。

Dance1

彼の唯一の仲間は、愛馬と野生の狼一匹”、、、、、
ここ辺境の地で暮らす唯一の人間が、インディアンのスー族で、聖人“蹴る鳥”(グラハム・グリーン)と呼ばれるリーダーを中心に、他の長老達と共に150人の部族を仕切っていた。

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そのインディアン達は、この辺境の地で自分たち以外にたった一人で暮らす白人のダンバー中尉に興味を持って互いにコンタクト取りたい、と思うようになり、、、間もなく互いの交流が始まる。

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インディアン達は、狼と戯れるダンバー中尉の姿を見て、“Dances with Wolves”
(狼と踊る男)
と呼ぶようになる。




Photoダンバーは、さらに彼らとコンタクトを取りたいと望み、彼らの村に出かけるが、途中で道に倒れていた青い目をした
インディアン女性を助ける。
彼女は幼児の時、スー族に拾われて育った白人で、
“こぶしを握って立つ女”(メアリー・マクドネル) と呼ばれていた。

この設定は、前出しの『捜索者』で、子供の頃にインディアンに誘拐された白人女性の話と何となく似ているな~! 当時は実際にそう云う事も有ったんだろうな~? だから白人とインディアンの混血も居るし!

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話を戻して、、、
ある夜、ダンバーは地震のような地響きにたたき起こされる。
インディアンが“タタンカ”と呼ぶバファローの群れだった。群れの襲来をいち早く知らせたダンバーは、一躍インディアンたちに信頼されるようになり、しだいに当初の警戒が解かれていく。
こうして交流を深めるうち、ダンバーは“こぶしを握って立つ女”を深く愛するようになり、やがて結婚することになる。

高い文化をもつスー族の、自然と調和して生きる生活に、ダンバーはすっかり惚れこんで、溶け込んでいった。自分は白人だけどインディアンになり切ろうとしたのか?
“狼と踊る男” というインディアン名前をもらい、ダンバーは完全にスー族の一員になったかに思えた。冬が近づき、スー族とともに冬ごもりの地へ移動することになったダンバーは、砦に立ち寄るが、、、、、

そこで彼は騎兵隊に捕えられ、反逆罪に問われる。処刑のため護送される彼を助けたのはスー族の勇者たちだった。彼らに迷惑をかけることを嫌ったダンバーは、妻を連れて一族に別れを告げ、二人で雪山を下っていくのだった。


◎最後に、、、

この映画の主人公、ダンバー中尉は、何だか 『アラビアのロレンス』 の、
トーマス・E・ロレンスと良く似ているな~?
ダンバーがれっきとしたアメリカ白人なのにインディアンに惚れこんだ! 
方や、ロレンスもイギリス人でありながらアラブ人になりたかった!、、、
その各々のアイデンティティーを他へ求めた、ある種、男のロマンを描いているな~!
さらに 人間本来の暮らし、生きる目的とは? を問いかける映画だった!

それはともかく、この映画は広Dance6大な草原が広がる
サウス・ダコタの雄大な風景をバックに、バファローの大移動など、迫力ある素晴らしい映像にも引き付けられる。

You Tube で、その一端をお楽しみあれ!
http://www.youtube.com/watch?v=zMOQORiWn80

http://www.youtube.com/watch?v=8f9gR7jmC4k

http://www.youtube.com/watch?v=IUie5eN11So



監督、製作、主演をこなした ケビン・コスナー について、、、
5912rsz1501955年1月18日生まれ アメリカ/カリフォルニア州出身。
本名はKevin Michael Costner。エキストラの下積みを重ねながら84年、「ファンダンゴ」で主演。85年「シルバラード」、87年 「アンタッチャブル」 でエリオット・ネスに扮し、第一線のスターとして浮上する。90年、初監督の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」 はアカデミー作品・監督賞を受賞。幅広い才能を示した。その後は 「J.F.K」、「ボディガード」などのメガ・ヒットを飛ばし続け、「パーフェクト・ワールド」ではイーストウッドと共演。

つまり、私はこの俳優を最初は 「アンタッチャブル」 で、次に手持ちのLDでケネディ元大統領暗殺のセミ・ドキュメンタリー映画 「J.F.K」 を観たのが初めてだった。
現代劇の都会派俳優としてはカッコ良い! と、思っていたが、西部劇役者としてのこの 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 は、正直映画を観るまであまり期待してなかった。

しかし、この映画では彼の個性がそのまま出てる様な、一見、生真面目そうな実像とダブルような?
そして、野蛮な文明人(白人) vs 気高い野蛮人(インディアン) の構図を、その素晴らしい演技で見せてくれた。

この映画で、1991年アカデミー賞作品賞、監督賞その他7部門を獲得。コスナー監督は、「今後インディアンの映画を作る人は、もう昔のようには作れないだろう」 と自信たっぷりに語ったとか?

Grahamgreene_l_3また因みに、この映画の中で聖人“蹴る鳥”を演じた
グラハム・グリーン は実際のカナダ・インディアン、オナイダ族の出身とか!

◎以下、余談だけど、、、
アメリカ合衆国の歴史 によれば、もともと北米大陸は、イギリスをはじめ欧州各国の植民地だったが、米英戦争、南北戦争を経て西部開拓時代になると、西へ西へと開拓していく過程で、その途中に住む原住民のインディアンとの軋轢、衝突が避けられず、結果的には組織力と武器の優勢も有って白人がインディアンを圧倒、蹂躙していった。

インディアン は先祖代々、自分達の住んでた場所から追い出されたり、殺されたり、騙されたり、場合によっては部族全員が虐殺されたりしていた。
因みに、先住民の中にもアパッチなど攻撃的な部族もいれば、温厚な部族も居たが白人から見れば同じ“インディアン”と見なされて攻撃された。

まぁ~日本に置き換えて考えれば、、、北海道、蝦夷アイヌ族を江戸時代の津軽藩などが抑え込んだ史実と同じで、いずれも今現在でも世界各地で起こっている少数民族の悲哀に変りはない!

◎以下、これまでに書いた“懐かしの映画”シリーズ
(30) 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』

(29) 『ドクトル・ジバコ』 
(28) 『怒りの葡萄』 
(27) 『慕情』 
(26) 『老人と海』 
(25) 『アラビアのロレンス』 
(24) 『リバティ・バランスを射った男』 
(23) 『ヒッチコック特集』 
  (「めまい」、「サイコ」、「鳥」) 
(22) 『ゴッドファーザー』 
(21) 『荒野の決闘/OK牧場の決闘』 
(20) 『太陽がいっぱい』
(19) 『ソフィア・ローレン特集』 
  (「島の女」、「楡の木陰の欲望」、「ひまわり」) 
(18) 『マリリン・モンロー特集』
     (「ナイアガラ」、「帰らざる河」、「バス停留所」)
(17) 『ジェームス・ディーン特集』
     (「エデンの東」、「理由なき反抗」、「ジャイアンツ」)
(16) 『チャールトン・ヘストン特集
    
(「十戒」、「大いなる西部」、「ベン・ハー」、「猿の惑星」)
(15) 『眼下の敵』 
(14) 『戦艦ポチョムキン』
(13) 『黄金の腕』
(12) 『片目のジャック』
(11) 『白鯨-Moby Dick』

『懐かしの映画,もろもろ談義』

(10) 『真昼の決闘』 
(9) 『黄昏』 
(8) 『死刑台のエレベーター』 
(7) 『渚にて(On the Beach)』 
(6) 『禁じられた遊び』 
(5) 『捜索者』 
(4) 『カサブランカ』 
(3)  『シェーン』 
(2)  『自転車泥棒』 
(1)  『駅馬車』

◎上記以外で過去に書いた映画関連の雑記事。

エマニエル夫人 死亡!
映画監督 若松孝二
11・25自決の日
刺青、入れ墨、TATTOO
時代劇もろもろ
ロマン誘う タイタニック
蝉が鳴かない?
ベン・ハーと忠臣蔵
/クロッシング
父の日のTVドラマ
悪人?も地元では人気者だった! 

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