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2013年10月25日 (金)

懐かしの映画(29) 『ドクトル・ジバゴ』

『ドクトル・ジバゴ』(Doctor Zhivago)

51f4svsool__sl500_aa300_監督:デヴィッド・リーン
原作:ボリス・パステルナーク
出演:オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ、
    ジェラルディン・チャップリン、アレック・ギネス、他
音楽:モーリス・ジャール(「ラーラのテーマ」
撮影:フレディ・ヤング、ニコラス・ローグ 
配給:MGM (製作:アメリカとイタリア)
公開:アメリカ 1965年12月、日本 1966年6月
              (米アカデミー賞で5部門を受賞。)


『ドクトル・ジバゴ』は、この“懐かしの映画シリーズ”で、 『戦艦ポチョムキン』 を書いた時から、是非取り上げたかった作品で、あのロシア革命の
さ中、悲しくて淡い、歴史に翻弄された純粋な男女の愛を描いた傑作だが、単なる恋愛ものではなく、ロシア革命の本質的な部分 が見えてくるような作品。

また、この映画は、1965年のアメリカとイタリアによる合作映画で、3時間以上の大長編、文芸恋愛ドラマ。ロシアの作家、ボリス・パステルナーク による同名の小説を原作としている。
音楽:モーリス・ジャールによる挿入曲 「ラーラのテーマ」が素晴らしい!
You Tube で聴いて!⇒http://www.youtube.com/watch?v=QGcpTLlFzwA

『アラビアのロレンス』 のデイヴィッド・リーンが監督。ロシア革命を背景に
一人の男の生涯を描いた文芸篇。出演者も同じく 『アラビアのロレンス』 のオマー・シャリフ、アレック・ギネス、など。 そして風景撮影が素晴らしい!


◎あらすじ、、、

15888view002時は19世紀末のロシア。ユーリー・ジバゴ(オマー・シャリフ)は、医学の研究と、かたや詩人としても知られ始めていた。幼い頃両親を失っていた彼は、ある科学者の一家にひきとられて成長したが、、、

                                                                  Img_259185_9005069_7その一家の娘 トーニャ (ジェラルディン・チャップリン)を愛してやがて結婚!

05e27c63ad808da5a55d2cfd3f8d3167また、近所の娘 ラーラ (ジュリー・クリスティー)は、強引に付きまとう裕福な弁護士から逃れながらも、徐々にその求愛を受け入れて?

しかし何とッ! 同時にラーラは帝政ロシア打倒の革命に情熱をもやす
学生をも愛していたのだ。
さらに、さらに、、、トーニャと結婚したジバゴだったが、彼もまた密かに
このラーラを意識し始めていくではないか! ギクッ!
ラーラはそれほどまでに魅力的で、尚且つ恋多き奔放な娘でもあった!
、、、ってことなのか? それはともかく、、、、、

1914年、帝政ロシアは第1次大戦に突入しドイツと戦う。しかしドイツに敗戦した帝政側(白軍)は、今度は革命派(赤軍)との内戦が激しくなって、
ジバゴ達が住む街中でも、頻繁に双方の流血騒ぎが起こっていた。
やがて赤軍は皇帝を監禁し、レーニンがモスクワへ入る。そして、、、
『皇帝も地主もない、労働者だけの国にするんだ!』、と民衆達が叫ぶ!
、、、、、いわゆる レーニンによる共産革命 のスタートだった。しかし、、、

7fe5746105f7085ed954c467f82698a4話は逸れるけど、、、
1917年末に成立したソビエト連邦は、1990年ゴルバチョフがソ連共産党の一党独裁に終止符を打ち、翌‘91年末、
その成立から74年間で崩壊した。
レーニン像はソ連崩壊以降、その多くが撤去された。
まっこと諸行無常! (ところで中国共産党はいつ終わるのかな~?^_^)


話を戻して、、、

ジバゴは帝政ロシアの医師として従軍していたが、偶然戦場で看護婦として働らくラーラに再会、共に働くことになる。ジバゴはラーラが既に革命家の青年と結婚していたのを知ったが、自分もまたトーニャと家庭を持っていたにも関わらず、ラーラへの愛がますます強くなっていくのをどうしようもなかった、、、幸い双方共に家から遠い場所での生活、、、
ラーラもまたジバゴを愛するようになって、、、間もなくラーラの夫である革命家は戦死したとの噂話を聞く、、何とまぁ~都合が良い話か!^_^)

15888view004ラーラとの愛も再燃した田舎での生活は、ジバゴにとっては幸せの日が続いたが、妻に2人目の子供が生まれると知り、さすがにラーラと別れる決心をした。

そして、ジバゴはモスクワの家族のもとへ帰ったが、その頃、革命軍(赤軍)の手に落ちたモスクワは、飢えと物資の不足で市民生活は困窮のさ中だった。ジバゴは革命軍のリーダーで、義兄のエフグラフ
(アレック・ギネス)に初めて会ったのはその頃だった。ジバゴと義兄は思想は異なったが、人間的には互いに信頼を深めていく。

15888view005義兄の勧めもあって、田舎で休養することにした彼は、旅の途中で帝政側 (白軍)のスパイと間違えられ、赤軍の将校に尋問された。この将校こそ実は戦死と報じられていた、
あの革命家であるラーラの元夫の出世した姿だった。

彼はジバゴに対して、、、、、
『君の詩は好きで読んだ。だが今は違う。君の作風は個人的すぎる。真心だ、愛だ、実にくだらん。もはやロシアでは個の存在など許されん。革命という大義の前には家庭など塵同然だ!
、と云い放ってジバゴを釈放した。
つまり、彼は変わり果てて、今や革命への狂信以外、何も信じない男になっていた。

この後も話はいろいろ変遷するが省略して、、、、、
ジバゴの妻トーニャの一家がパリに追放されてしまう。
そして、今や亡命者の夫となったジバゴ。 またラーラの元夫は赤軍で出世したが、後に失脚し追放の身となっていた、、、その後、彼は自殺!

そしてラーラの前に、あの弁護士が今度は赤軍派の政治家となって、
また現れた。彼はラーラに危険がせまっていると再三話し、ついに身重の
ラーラをつれて極東に去った。

それから8年後、、、ジバゴはモスクワの市街電車の中でラーラを見かけ
必死に追ったが、かねてから患っていた心臓発作で倒れ、あっけなく死んでしまう。
そしてまた何年か過ぎた、、義兄のエフグラフ はダムの建築現場で働く若い娘に出会った。彼女こそ、ジバゴとラーラの間にできた私生児だった。

15888view013エフグラフは両親のことを話してきかせ、ジバゴの詩集を贈り、こう言った。「彼の仕事は党には容れられなかったが、詩を愛する人は彼を忘れない。彼ほど詩を愛した者はいなかった」、、、と。
実はこの映画は、アレック・ギネス扮するジバゴの義兄 エフグラフの回想録から始まる!


◎最後に、、、

まぁ~ややこしい三角関係、イヤ多角関係になるの? 主人公ジバゴ、
その正妻トーニャと愛人ラーラとの三角関係、さらにそのラーラと共産主義
の元夫も絡んで、、、、、
さらに、さらに、ラーラを片思いしていた悪徳弁護士も最後まで絡む。
ややこしくてワカランが、、、、、
つまり、この映画は 美し過ぎる恋多き女ラーラを中心に、全ての男が絡んでいる 内容だった。

それにしても主人公ジバゴ先生、純粋で真面目そうだけどやってる事は?
妻と愛人の両方に子供を産ませ、かなり好き勝手に生きた様な気がしないでもない!^_^)

古今東西、文学者は女癖が悪いのかも?^_^)

因みにジバゴの正妻、トーニャ 役だったジェラルディン・チャップリンは、あの有名な チャールズ・チャップリン の実娘。

しかし、そんな悲恋ラブ・ロマンスよりも、私がこの映画で興味深く感じたのは、前出しの 『戦艦ポチョムキン』 でも紹介したが、あの ロシア革命 そのものだった。
例えば映画の中で、ジバゴ一家が「皇帝ニコライ二世とその家族銃殺!」 の新聞を見て 「なんという残酷なことを、、、」、と嘆く、、、
赤軍派に批判的な会話シーンも出て来る。

Anasta_2
←(映画とは関係なし。実際に殺された皇帝ニコライ二世と
  その家族。)
永い間極秘扱いだったので、彼の有名な アナスタシア伝説 などが生まれた!)

また私がこの映画を観た切っ掛けは、映画が公開された‘66 or  67年当時の長崎の映画館で以下の様な宣伝文句を読んで、大いに興味を持ったからだった!、、、

『原作の「ドクトル・ジバゴ」は、1958年のノーベル文学賞に作家パステルナークに決定したが、彼はそれを辞退? それは、、、
‘58年頃のソ連は独裁者スターリンが没し、フルシチョフ書記長の時代に入ってたが、当時パステルナークは“反革命文学者” と政府から見なされていたので、もし受賞のために一度国外に出たら、二度と故国の土を踏めなくなる恐れが有ったために、やむなく受賞を辞退せざるを得なかった。』、と! (まるで今の中国と似たような話!)

その頃の私は、ロシア革命とその後のソ連共産主義、そして独裁者
スターリンの大粛清 の話、、、等々に大いに興味を抱いていたので、
そんな意味でもこの映画を観る気になった、、、と記憶している。

また私が小学生の頃、近所の雑貨屋のオヤジさんが、何となく日本人ばなれした顔つきだったので、ある日父に聞いてみたら、そのオヤジさんは
日本に帰化した 白系ロシア人 だった!
かように ロシア革命 で祖国を捨てたロシア人達が世界中に散らばって行ったのも事実。


以下の You Tube もご覧あれ!
http://www.youtube.com/watch?v=bxiGXDJMKCI
http://www.youtube.com/watch?v=4Yd2PzoF1y8


◎以下、これまでに書いた“懐かしの映画”シリーズ
(29) 『ドクトル・ジバコ』 

(28) 『怒りの葡萄』 
(27) 『慕情』 
(26) 『老人と海』 
(25) 『アラビアのロレンス』 
(24) 『リバティ・バランスを射った男』 
(23) 『ヒッチコック特集』 
  (「めまい」、「サイコ」、「鳥」) 
(22) 『ゴッドファーザー』 
(21) 『荒野の決闘/OK牧場の決闘』 
(20) 『太陽がいっぱい』
(19) 『ソフィア・ローレン特集』 
  (「島の女」、「楡の木陰の欲望」、「ひまわり」) 
(18) 『マリリン・モンロー特集』
     (「ナイアガラ」、「帰らざる河」、「バス停留所」)
(17) 『ジェームス・ディーン特集』
     (「エデンの東」、「理由なき反抗」、「ジャイアンツ」)
(16) 『チャールトン・ヘストン特集
    
(「十戒」、「大いなる西部」、「ベン・ハー」、「猿の惑星」)
(15) 『眼下の敵』 
(14) 『戦艦ポチョムキン』
(13) 『黄金の腕』
(12) 『片目のジャック』
(11) 『白鯨-Moby Dick』

『懐かしの映画,もろもろ談義』

(10) 『真昼の決闘』 
(9) 『黄昏』 
(8) 『死刑台のエレベーター』 
(7) 『渚にて(On the Beach)』 
(6) 『禁じられた遊び』 
(5) 『捜索者』 
(4) 『カサブランカ』 
(3)  『シェーン』 
(2)  『自転車泥棒』 
(1)  『駅馬車』

◎上記以外で過去に書いた映画関連の雑記事。

エマニエル夫人 死亡!
映画監督 若松孝二
11・25自決の日
刺青、入れ墨、TATTOO
時代劇もろもろ
ロマン誘う タイタニック
蝉が鳴かない?
ベン・ハーと忠臣蔵
/クロッシング
父の日のTVドラマ
悪人?も地元では人気者だった! 

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