懐かしの映画(24) 『リバティ・バランスを射った男』
昨10月2日は隣県三重県にある、以前一度行った 伊勢神宮 の 式年遷宮 の日だった。
テレビを観てたら老若男女、特に若い男女が熱心にお参りしていた。
普段はチャラチャラしている今時の若者も、私のような無信心爺ィ~より、
よほど信心深いんだな~! と妙に感心?
しかし、捻くれ爺ィ~としては、20年に一度の式年遷宮に掛かる費用が500億円以上とか、神宮近くの商売人達が遷宮で参拝者が増え、商売繁盛になるのも全て神様のおかげ! とシャーシャーとぬかしてるやがるのを聞いてアタマにきた!^_^)
前回二回と今日の冒頭ムダ話はこのくらいにして、また“懐かしの映画”
シリーズに戻ろう! さて今回は、、、、、
前回の 『ヒッチコック特集』 で出てきた“ジェームズ・ステュアート”の出演作品から 『リバティ・バランスを射った男』、って映画を取り上げてみる。
監督:ジョン・フォード
出演:ジョン・ウェイン、ジェームズ・ステュアート、
リー・マービン、ヴェラ・マイルズ、他
音楽:シリル・J・モックリッジ、アルフレッド・ニューマン
公開:1962年4月 米パラマウント映画
◎この映画は特に名作、って程でもなく?、また“ジェームズ・ステュアート”の主要作品でもない。しかし、私はこの西部劇が、あの JJコンビ の
作品、つまり監督ジョン・フォード、出演ジョン・ウェイン、そこに一見似合いそうにない、場違いにも見える “ジェームズ・ステュアート” が絡む 配役が面白そうだ? と思ったから! そして案の定、異色西部劇で面白かった。
単純な勧善懲悪の西部劇ではクライマックスの決闘のシーンを普通は最後に持ってくるが、この映画では映画の中盤で行い、最後の最後に、あの
決闘シーンは 実はこうだった!、と予想外のオチになるところが面白い。
◎あらすじ、、、
ある日、西部の小さな街に上院議員とその妻が汽車から降り立った。
それはある男の葬儀に参列する為だった、、、、、?
物語はこの時より十数年前にさかのぼって、、、、、
西部開拓時代の末期、東部の大学で法律を学んだ若き法律家ランス
(ジェームズ・ステュアート)のやって来た街は、まだ無法時代の名残を残していた。彼は反対派の悪どい抵抗にあいながらも 州昇格を目指す住民の為に闘うが、根強い反対派に雇われた無法者のガンマン、リバティ・バランス (リー・マービン) 一味と対決する事になってしまう。
ある日、ランスは リバティ・バランス 一味に襲われ重傷を負うが、幸い牧場主で拳銃の名手であるトム(ジョン・ウェイン)や彼の恋人(ヴェラ・マイルズ) に助けられる。そして、物語はいろいろあって、その辺りは省略するけど、、、ランスは成り行き上、やむなく リバティ・バランス と一対一の対決に挑むことになってしまう、、、!
しかし、法律家のランスは、これまで勉強ばかりしてきたので、ろくに拳銃を持ったこともない、、、さて どうするの?
そして、いよいよ 悪党リバティ・バランス と対決の日、ランスが厨房のエプロン、前掛け姿で挑むのが愉快だ!
正義感に燃えるランスは勇気を振り絞って リバティ・バランス と
一対一で対決! しかし案の定、まずランスが先に腕を射たれてしまった!
こりゃ~ヤバイ!、、、が、彼はひるまず勇敢に立ち向かって行く、、、、、
バーン! とどろく銃声!、、、そして、その結果は? ジャジャーン!
、、、、、ランスは見事に悪党リバティ・バランスを倒したのだったッ!
◎このシーンの You Tube が見つかった。(中国語訳)
⇒https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=CwcYIcn5ZEs#t=9
お後は映画を観てのお楽しみ! だけど前記した、“実はこうだった!” 、の文言で凡その見当がつくのでは?^_^)
◎もう一つYou Tube が見つかった。
⇒https://www.youtube.com/watch?v=zie-2QHkAWo
◎あとがき、、、
東部の理想主義者でヤサ男の若き法律家ランスと、無法時代の西部を生きてきた銃の名手トム。まるで 『大いなる西部』 のグレゴリー・ペックと
チャールトン・ヘストンの様だね!
近代化の波が押し寄せるアメリカ西部で価値観の異なる男たちが育んだ
友情を、西部劇の黄金JJコンビが詩情豊かに綴る。
前出しで、“特に名作、って程でもなく?”、って書いたけど謹んで訂正、
やっぱり名作だったッ!
この西部開拓時代の終焉を表現した映画としては、『シェーン』 と、どこかしら共通点があるな~!
◎最後に、、、この映画では悪党 リバティ・バランス (リー・マービン) の
手下役であまり目立たないが、私が大好きな俳優、
リー・バン・クリーフ も脇役で出演している。
下記の (10) 『真昼の決闘』 でも、悪党そのものでなく、
その手下役で目立たないけど味が有る演技をする!
しかし、後に大ヒットしたあの 『夕陽のガンマン』 で、
主演のクリント・イーストウッドと並ぶもう1人の主人公として、ついに主演者としての座についた。西部劇の悪役としてはダントツ!
◎以下、これまでに書いた“懐かしの映画”シリーズ
(24) 『リバティ・バランスを射った男』
(23) 『ヒッチコック特集』
(「めまい」、「サイコ」、「鳥」)
(22) 『ゴッドファーザー』
(21) 『荒野の決闘/OK牧場の決闘』
(20) 『太陽がいっぱい』
(19) 『ソフィア・ローレン特集』
(「島の女」、「楡の木陰の欲望」、「ひまわり」)
(18) 『マリリン・モンロー特集』
(「ナイアガラ」、「帰らざる河」、「バス停留所」)
(17) 『ジェームス・ディーン特集』
(「エデンの東」、「理由なき反抗」、「ジャイアンツ」)
(16) 『チャールトン・ヘストン特集』
(「十戒」、「大いなる西部」、「ベン・ハー」、「猿の惑星」)
(15) 『眼下の敵』
(14) 『戦艦ポチョムキン』
(13) 『黄金の腕』
(12) 『片目のジャック』
(11) 『白鯨-Moby Dick』
(10) 『真昼の決闘』
(9) 『黄昏』
(8) 『死刑台のエレベーター』
(7) 『渚にて(On the Beach)』
(6) 『禁じられた遊び』
(5) 『捜索者』
(4) 『カサブランカ』
(3) 『シェーン』
(2) 『自転車泥棒』
(1) 『駅馬車』
◎上記以外で過去に書いた映画関連の雑記事。
エマニエル夫人 死亡!
映画監督 若松孝二
11・25自決の日
刺青、入れ墨、TATTOO
時代劇もろもろ
ロマン誘う タイタニック
蝉が鳴かない?
ベン・ハーと忠臣蔵
/クロッシング
父の日のTVドラマ
悪人?も地元では人気者だった!
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