フォト
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Face Book

何でも掲示板です↓

“趣味の音楽関連”

無料ブログはココログ

« 懐かしの映画(21) 『荒野の決闘/OK牧場の決闘』 | トップページ | 懐かしの映画(23)『ヒッチコック特集』 »

2013年9月23日 (月)

懐かしの映画(22) 『ゴッドファーザー』

ここんとこ、また昔の映画にハマっている。若い頃に観た沢山の洋画、中でも印象に残っている映画をテレビやDVDで再度観たりして、独りで懐かしがっている今日この頃!
しかし、このブログでは、そんな映画のむずかしい論評とかではなく、単に私が 懐かしさだけで、独り悦に入って書いてるだけ なので悪しからず!
今時の人? から見れば、あまりにも古い、イヤ古すぎる映画ばかりだけど!

しかし、今日の映画は比較的新しい、、、
『ゴッドファーザー』 (The Godfather)41h3xkuj4l

最下段に書いている 過去の“懐かしの映画”シリーズ の中では一番新しい 1972年のアメリカ映画
だから今時の人? でも、40歳以上ぐらいの人だったら、例えこの映画を観てなくても、そのタイトルぐらいは聞いた事があるだろうな~?

監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演;マーロン・ブランド、アル・パチーノ、他
音楽:ニーノ・ロータ、 あの ( 『太陽がいっぱい』  の、、、!)
       (この人の音楽は何故こんなにも哀愁を帯びたメロディーなのか?)
 
 

この映画は公開されると世界中で大ヒットになり、同年度のアカデミー賞の作品賞・主演男優賞・脚色賞、他を受賞。1990年にアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されたとか! そのくらいの 傑作で名作!、、と、私も思う。

ゴッドファーザー、“Godfather” とは簡単に云うと 名付け親 の事。
しかし、厳密にはカトリック教徒として洗礼を受ける赤ん坊に対して 「代父」 という存在になる。
実の親に何か有った時、生まれた子供に対して代わりの親としての責任が生じるので特に親密な関係者しかなれない。
だから、単なる名付け親ではないのだ!

◎この映画の概要と背景は、、、
これまでマフィア関連のヴァイオレンス映画は数多くあったが、『ゴッドファーザー 』 では初めて アメリカン・マフィアの実態と、その 家族の絆 を取り扱った異色の映画!

Wikipediaなど資料によれば、NY(ニューヨーク)に拠点を置くイタリア系
犯罪組織 コーサ・ノストラ の幹部の一人で、ヴィトー・ジェノヴェーゼ と云う人物がこの映画の主人公で、マーロン・ブランド扮する ドン・ヴィトー・コルレオーネ のモデルらしい。

映画のオープニング、、、舞台は1947年、ある夏の日のニューヨーク。
ドン・ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷では、彼の娘の結婚式が始まっていた。家族親戚一同全員が集まって、屋敷の庭園での歓談シーン、にぎやかな音楽も響いていた。
306一方書斎では、ブラインドが降ろされ、その中でドン・コルレオーネが友人の頼みごと、表だっては云えない相談事を聞いていた。
この外の賑やかな結婚パーティーと、室内でのヒソヒソ話の対比シーンが印象的!

彼は相手が貧しい弱者や、どんなに微力な者でも、助けを求めてくれば、必ず親身になって応じた。そんな彼へのお礼、報酬と言えば、ささやかな友情の証と、“ドン”あるいは“ゴッドファーザー”という尊称だけだった。
そして、いつの日か彼に些細な事でも良いから、何らかの形で恩を返せばよかった。これが彼らの掟であった。

◎映画でのドン・ヴィトー・コルレオーネ と云う人物の設定は、、、
1891年、イタリアのシチリア(シシリー島)生まれ。妻に対しては優しい良き夫、子供に対しては深い愛情を注ぐ尊敬される良き父、ファミリー全員に対しては良き隣人、世話役でもある。その彼の口癖、、、
『家族を大切にしない奴は男じゃない!』

しかし別の顔、、、渡世では違法なことも数多く行って現在の地位を確立。
表向きはオリーブ油の輸入会社を経営する実業家であり、義理堅く、同時にニューヨーク・マフィアの頂点に座り、政治家を買収し、判事にコネをつなぎ、労働組合に影響力を持ち、殺し屋達からも心から崇敬されている、、、
と、そのような設定。

これをマーロン・ブランドが渋い演技で見事に演じている。
表面的にはあくまでも紳士的で物腰も柔らかいが、実はその冷酷さが伝わるドン・コルレオーネであるマーロン・ブランドの演技が大変素晴らしい!
彼はもともと 『片目のジャック』『欲望という名の電車』、後年の 『地獄の黙示録』、等でその個性派ぶりを発揮する俳優だけど!

◎話を戻して、、、
映画はマフィア・ファミリー同士の過激な闘争を執拗に描いていく。ドン・コルレオーネが上記の様に一代で築き上げた大組織。しかしこれを我が物にしたい別のマフィアから狙われ、ある日街中で銃弾を受けるが一命をとりとめる。

←ドンの三人の息子達、、、Original
根は真っ直ぐだが短気な性格で後で料金所で殺される長男(写真左端、その右側がドン)。
優しいが気が弱い次男(写真右端)、そして、唯一大学を中退して従軍、太平洋戦争から復員した小柄でおとなしく無口なインテリで、マフィアを嫌っている三男の マイケル (アル・パチーノ) (写真右から二番目)がここで登場!

三男 マイケル は無口でおとなしい性格だが芯が強く、父ドン・コルレオーネが撃たれた事で、74496_400父を助けるためにレストランで対抗組織のボスとそれと結託している警部を射殺する。
そこに至る兄弟達との話し合いのシーン!
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=adzjU3HYwzY

その後一時的に身を隠すために、イタリア、シシリーへ渡るが、、、
ここで彼の有名な、ニーノ・ロータの、♪テーマ曲が流れる、、、
シシリーの広い農園の様な背景をバックに、マイケル が独りで歩いている。その時にこのテーマが流れて、、、ここも忘れられないシーン!
http://www.youtube.com/watch?v=9hQAO8QTnG8

一方、NYではドンの長男が有料道路の料金所で、抗争相手からマシン・ガンで蜂の巣にされる壮絶なシーンや、愛馬の首がベッドの中に置かれていたショッキングなシーン等が続く、、、、
いよいよニューヨークの 五大マフィア・ファミリー との全面戦争か?、、、

マイケルはシシリーで島の美人娘と良い中になるが、NYでの抗争相手のシシリー・グループから車ごと爆破されて娘は敢え無く爆死!
とにかく自分の欲を通すために相手を裏切ったり、その家族を殺傷したりは当たり前、そんなマフィアの非情なまでのヴァイオレンス・シーンが続く、、、、、

この様にしてドンのファミリーは縄張りを荒らされていくが、かろうじて崩壊をくい止めていた。そしてシシリーからアメリカに戻った マイケル のマフィアとしての才能は少しずつ伸び始め、やがてその勢力を拡大しつつあった。
彼はマフィアを誰よりも嫌っていたのに、、、!

◎やがて、映画のラストシーン、、、
ある朝、庭園のひまわり畑で孫と遊んでいたドンが急に倒れた。
このひまわりとそこに差し込む 日差しの中で倒れるドン・コルレオーネのシーンも印象的!

偉大なるゴッドファーザー、ドン・ヴィトー・コルレオーネ は、こうして多くの人々が悲しみにくれる中で安らかにその一生を終えた。
そして、三男マイケルが、ドンの後を継ぎ、ついにボスの位置についた。
そのマイケルの天才的な頭脳で練られた計画によって、ライバルのボスたちは次々に殺され、コルレオーネ一族の勢力はますます大きくなっていく。

マイケルの横顔、あのひ弱な感じさえ有ったマイケルが、今では冷酷非情とも見える尊大な力強さにあふれ、部下達から畏怖と厚い尊敬をうけていた。
“ドン・マイケル・コルレオーネ” の誕生だッ!Img_407885_19075114_0_2

、と同時に アル・パチーノ の、男としても、また演技者である俳優としても、その価値が上がった映画でもあった!





◎最後に、、、

これはただのギャング映画ではない。映画史上に残る詩情あふれる超傑作! マフィアの抗争劇ではあるが、注目する点としてはマフィアを頼る普通の庶民、そしてその理由、その代償、、、そしてマフィアの一族であるが故の悲哀、風刺も込められた一大抒情詩である。

マフィアをテーマにした映画、例えば私が大好きな チャールズ・ブロンソン 主演の 『バラキ(The Valachi Papers)』、など有名なヴァイオレンス映画も有るけど、この『ゴッドファーザー』 ほど、幅が広く魅力的な作品はない。


◎興味が有ったのでシチリア(シシリー島)の事をちょっと、、、

200pxsicily_in_italy_svg_2
お馴染み、長靴の恰好をしたイタリア、そのつま先にチョコンと繋がるこの島は、Wikipediaによると、1946年にイタリアの自治州となった。全イタリア統一後の半世紀にわたる経済発展によってイタリア北部は大きく都市化、発展するが、シチリア島は産業の発達から取り残されていく。

貧しかった島は、19世紀後半になってマフィアと呼ばれる犯罪組織の影響力が拡大する。
現代に於いても、1992年にマフィアに反対する2人の治安判事が暗殺され、イタリア政界をも揺るがした大事件など、記憶に新しい。
何処の国も 貧しさが犯罪の温床 になってしまう、って事!

シチリア州は、実在したラッキー・ルチアーノなど、多くのマフィア(いわゆる「シチリア・マフィア」、あるいは上記した 「コーサ・ノストラ」 の故郷でもある。通常はアメリカNYを根拠地とするが、故郷のシシリーにもそのグループ翼下組織を持ってて、絶えず連絡を取り合ってるようだ。
その規模は日本の広域暴力団、ヤクザ屋さん とは比べ物にならない!

またシチリアゆかりの有名人には、、、

シチリア島からは多くの人々がアメリカ合衆国に移住。シチリア系アメリカ人の中には、フランク・シナトラ、シルヴェスター・スタローン、アル・パチーノ、などがシチリア移民の末裔とか!
この映画 『ゴッドファーザー 』 を観てから、シチリアに行ってみたくなった!

382cea89220pxgodfatheriii2
この第一作が公開された後、同じコッポラ監督で’74年に続編の『ゴッドファーザー PART II』、そして’90年に『同 PART Ⅲ』 も発表されている。第一作が予想外の大ヒットとなり、映画会社(パラマウント)が調子に乗ったのかも?^_^)


◎You Tube でカット・シーンが たくさん観れるよ!

http://www.youtube.com/watch?v=XW5CV8-X6Yk

http://www.youtube.com/watch?v=RNfIq2vvM4k

http://www.youtube.com/watch?v=14Phpk-8OJY


◎以下、これまでに書いた“懐かしの映画”シリーズ
(22) 『ゴッドファーザー』

(21) 『荒野の決闘/OK牧場の決闘』 
(20) 『太陽がいっぱい』
(19) 『ソフィア・ローレン特集』 
  (「島の女」、「楡の木陰の欲望」、「ひまわり」) 
(18) 『マリリン・モンロー特集』
     (「ナイアガラ」、「帰らざる河」、「バス停留所」)
(17) 『ジェームス・ディーン特集』
     (「エデンの東」、「理由なき反抗」、「ジャイアンツ」)
(16) 『チャールトン・ヘストン特集
    
(「十戒」、「大いなる西部」、「ベン・ハー」、「猿の惑星」)
(15) 『眼下の敵』 
(14) 『戦艦ポチョムキン』
(13) 『黄金の腕』
(12) 『片目のジャック』
(11) 『白鯨-Moby Dick』

『懐かしの映画,もろもろ談義』

(10) 『真昼の決闘』
(9) 『黄昏』 
(8) 『死刑台のエレベーター』
(7) 『渚にて(On the Beach)』
(6) 『禁じられた遊び』
(5) 『捜索者』
(4) 『カサブランカ』
(3)  『シェーン』
(2)  『自転車泥棒』
(1)  『駅馬車』

◎上記以外で過去に書いた映画関連の雑記事。
エマニエル夫人 死亡!
映画監督 若松孝二
11・25自決の日
刺青、入れ墨、TATTOO
時代劇もろもろ
ロマン誘う タイタニック
蝉が鳴かない?
ベン・ハーと忠臣蔵
/クロッシング
父の日のTVドラマ
悪人?も地元では人気者だった! 

◎コメントを読んだり、書いたりは こちら からどうぞ!

« 懐かしの映画(21) 『荒野の決闘/OK牧場の決闘』 | トップページ | 懐かしの映画(23)『ヒッチコック特集』 »