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2012年8月23日 (木)

懐かしの映画 (15) 『眼下の敵』

久しぶりの“懐かしの映画シリーズ”、今日は前回のブログ 『因果応報,Ⅱ』 を書いてて思い出したアメリカ映画 『眼下の敵』

この映画は1958年に公開されたが私が長崎の映画館で観たのは、たしか20歳(1962年)頃だったと記憶している。

監督:ディック・パウエル、主演:ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス。Ganka

往年のロバ-ト・ミッチャム(アメリカ)と、渋いクルト・ユルゲンス (ドイツ) と云う二大名男優が主演! 第二次大戦中のアメリカの駆逐艦と、ドイツのUボートの何時間もの息詰まる戦いの様子を見事に描いたもの。

戦闘シーンでは実際の駆逐艦を使っての爆雷投下シーンなど、今時のCG映画ではないので迫力満点だが、それに加えて両艦の艦長が海上と海中で見えない相手の腹を探り合う心理戦が素晴らしい!

駆逐艦の真下の海中にUボートが息をひそめていて、互いにエンジン・ストップして音を立てず、相手の出方を窺うシーンなどハラハラドキドキ!

結局、最後は両艦とも沈没するが、しかし助かった双方の艦長が互いの力量を認め合い、敬意を込めた熱い握手を交わすという、異色戦争映画 の傑作。

女性が一人も出てこない、って意味でも珍しく面白い映画! さらにアメリカ映画ではあるが、アメリカ、ドイツどちらかに偏った内容でもなく、単純なドンパチ戦争映画とも違う。スト-リ-的にもある種の 反戦思想 が入った本当に素晴らしい映画だった。

駆逐艦艦長(ロバ-ト・ミッチャム) は商船あがりながら、優れた戦術能力と勝負勘の持ち主でUボートの動きを読み切って攻撃を再三かわす。ただ戦争に対しては家族を亡くした事も有り、批判的で 「破壊と苦痛に終わりはない。やがてこの戦争は終わるが、次がまた始まるだろう!」 と意味深な予想と諦観を持っている。

またUボート艦長(クルト・ユルゲンス) は第一次大戦からの叩き上げで、こちらも卓越した戦術能力と騎士道精神の持ち主。しかし、その彼もこの戦争で家族を亡くしている事も有り、ナチスに批判的であることや、戦争の機械化と大量破壊が進む現状等から 「昔の戦争は負けても名誉が残った。しかしこの戦争には名誉などない。勝っても嫌な記憶が残るだけだ!」 と厭戦気分を募らせていた。

この二人の言葉は何だか現代にも通じるような!? 映画の制作意図、反戦思想が二人の艦長に代弁させている。Images_2

ただ、共に戦争には批判的だったが義務感から敵を倒す事だけに専念している本当のプロフェッショナル。この辺りは前回ブログ 『因果応報,Ⅱ』 の橋本似行大佐 に通じる所があるような! 男と男が互いに敬意を示す、真の男はかく有るべし! これぞ本当のオヤジの姿なのだ!

以下余談だけど、、、

拙HP「今日の独り言」(2006年11月23日 記) でも書いたが、、、この映画は水上対水中でお互い見えない敵を相手に文字通り手さぐり、否ソナ-を使った耳さぐりで戦った。

空気中と違って潜水艦は水中ではレ-ダ-など"目"が使えない為にソナ-など音波探知器が"耳"となって障害物など相手を探す。また潜水艦は浮上する前には潜望鏡で周囲を確認した後に浮上する。或いは潜望鏡確認なしでいきなり急浮上する事も有るが、そんな時も必ずソナ-で周囲何㎞かをチェックした後に浮上する。、、、そう云えばもう10年ほど前の宇和島の実習船 「えひめ丸」 とアメリカ原潜 の事故を思い出した。

◎YouTubeで観れるかも?⇒http://www.youtube.com/watch?v=RWeUySTTaW8

◎以下、過去に書いた“懐かしの映画”シリーズ

(14) 『戦艦ポチョムキン』
(13) 『黄金の腕』
(12) 『片目のジャック』
(11) 『白鯨-Moby Dick』

『懐かしの映画,もろもろ談義』

(10) 『真昼の決闘』
(9) 『黄昏』 
(8) 『死刑台のエレベーター』
(7) 『渚にて(On the Beach)』
(6) 『禁じられた遊び』
(5) 『捜索者』
(4) 『カサブランカ』
(3) 『シェーン』
(2) 『自転車泥棒』
(1) 『駅馬車』

◎コメントを見たり、書いたりはこちらからどうぞ!

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