刺青、入れ墨、TATTOO
先日来、橋下大阪市長の公務員の刺青禁止話題で思い出したのが、、、
今年2月頃だったか、近郊の港町に魚料理を食べに行った後、近くの温泉旅館で風呂に入ったら何とッ! 刺青をしたオッサン達が数人湯船に浸かっていたではないか!
通常、温泉宿などでは 『、、、ご遠慮ください!』 の注意書きがあるため、まず見かける事はなかったが、この旅館内風呂で見かけたのにはビックリ! しかし他の客も知らぬふり、見て見ぬふり、、、?
しかし、その刺青のオッサン達数人をコッソリ観察したら、どうやら60歳を過ぎたようなご老体ばかり。だから皮膚に張りがなく、たるみがあって脇の下はシワだらけ。だから背中に彫った竜神の刺青も、色が褪せてシワが寄って醜いこと。また別の一人も胸から太ももにかけて天女の刺青だったけど、これまた皮膚のたるみで見るも無残! 太ももの内側にあった『○○命!』 の“命”がゆがんで見える始末。あれじゃ~その“○○”さんも嘆くだろう!^_^)
そこで思い出したのが我らが 『緋牡丹お竜』 の純子お姉さん。イヨッ!待ってましたッ! 昔、東映任侠映画華やかりし頃、高倉 健、藤 純子、等々特にファンだった、って訳ではないけど、、、、好きだったし、今でも好き!^_^)
今回の橋下発言は以前の 『教職員は起立して国歌斉唱』 発言と同じく、日本人として至極当然の事。その当然の事が守られないから明文化、条例化しよう? と、ただそれだけの話なのだッ!
これに対してメディアやネットでは賛否両論! そもそも刺青とは? と、ここで世界中でのその歴史や、日本の昔の極道達が彫る時の痛みに堪える忍耐力をハッタリとして誇示する理屈などなど、ウンチクを語る気もないが、、、、
大阪市の調査では 「若気のいたりだった。」、と弁解するヤカラが居たらしいが、一度彫ったら先ず簡単には消せない、病気になっても墨のインクが磁気反応するのでMRI検査を受けられない、って事を知らなかったのか? それより何より大衆風呂に入れない、場所によっては海水浴も出来ない、その他、刺青彫ったら社会生活上不便この上ない って事を想像しなかったのか? そして上記したように歳をとったら見るも無残な絵、図柄になってしまう、って事も考えなかったのか?
とにかく日本の一般的な風習では刺青を入れると云う事は“まともではない”の一言に尽きる。だから一般人の生活とは決別して、一生極道を続ける覚悟が有る者は刺青を入れたら良いだろう。
また刺青ごときは大した問題ではない、と言い切る者は、日本人が昔受入れてきた博徒侠客の世界の歴史や文化を知らない者たちで、つまり歴史オンチの中途半端な日本人。博徒、侠客が活躍した時代が終わると同時に、刺青はこれらの社会の遺物、過去の風習として消え去ったのだ。
だから“入れ墨” は土佐の高知の鬼政こと 鬼龍院政五郎 の昇り竜 も、遠山の金さん の桜吹雪 も、前出し お竜さんの緋牡丹 も、、、全て昔の話なのだ。そんなのは時代劇を観れば分かるだろうに。
いや、そんなんじゃない! 一種のファッションだ、お洒落感覚だ! と声高に反論するヤカラの中には、そのクセに何故かあまり目立たない個所や、服で隠れるような個所に彫ってる者も居る。“何をか云わんや”、である。
また、ファッションだ、と云うなら彫るのではなく、何故貼るヤツを使わないのか? そうすれば同じ図柄に飽いたら、また別の図柄に張り替えれば良いし、あれはニ、三度風呂に入ったぐらいでは落ちないのだ!、、、何故知ってるか、って? 実はうちの“連れ合いは” 外国に居た頃、足首に何か小さなものを貼っていたのだ。“アンタ命” ではなかったけどね!^__^)
それと参考までにだけど、、、今のヤクザ屋さんは刺青入れたらいろいろ不便なので入れない、って云う者も居るんだって! こっちの方がよほど世の中の変化を知ってるよ。
外人が入れてる“TATTOO”は単に彼らのルーツである、土人やインディアンの真似をしてるだけ!
今や前出しの 『緋牡丹お竜』 こと純子さんも、テレビで観ると上品なお婆ちゃんとなっているが、
この話題をどんな思いでご覧になってるかな~? 聞いてみたいな~!^__^)
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