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2011年11月20日 (日)

懐かしの映画(13)『黄金の腕』

先日から格闘していたWin7もようやく一段落ついたので、今日はまた懐かしの映画シリーズ(13)として『黄金の腕』を書いてみる。

10146865414この映画も大変古くて確か自分が17、8歳の頃、映画を知る前に何処かで聴き覚えたそのカッコ良いテーマ・ミュージックに魅かれて生まれて初めて買ったシングル盤(EPドーナツ盤)が、その映画タイトルのままの『黄金の腕を持つ男(The Man with The Golden Arm)』、と云うレコードだった事を憶えている。その後映画を観て興奮! 最近それをDVDで観て改めて良い映画だったことを再認識。そしてこの映画が初めてジャズを取り入れた映画だった事も知った。717_2

製作:1955年
監督:オットー・プレミンジャー
出演::フランク・シナトラ
      :エレノア・パーカー
      :キム・ノヴァク、他
音楽:エルマー・バーンスタイン

舞台はシカゴ、主人公フランキー(フランク・シナトラ)の本職は賭博師。彼はカード賭博のいわゆるカジノ・ディーラーとして「黄金の腕」と云われるほどのカードさばきの名人だった。しかし同時に彼は麻薬の常習者で、ある時摘発され半年間刑務病院で治療を受けようやく全快? そして街に戻って来た所から映画が始まる設定。

Golden_sinatra街では以前の友達や仲間達(悪友達も含めて)にも歓迎され、美しい妻(エレノア・パーカー) が待つアパートへ。その妻は実は以前フランキーが運転する車事故で半身不随となり、以来室内だけでの不便な車椅子の生活をしている状態。(映画では後半になって分かるが、実はとっくに両足歩行が出来るまで回復していたがそれを夫や世間にも隠していた。)、

、でそんな妻に負い目がある主人公フランキーだが、もう以前のヤクザな賭博師の仕事から足を洗って、真面目にカタギの商売で新生活を始めようと考えていた。それは病院にいる間に医者からも勧められたミュージシャンになる事、それもドラマーとして生きることだった。そのために練習もしてきたのだった。

が、しかし妻はこの夫の考えに反発、元の様に賭博師として大金を稼ぐことを強要する。つまりせっかく堅気の仕事をしようとしてる夫に反対するのは、ミュージシャンでは稼ぎも少なくて不安定だから? って事なんだろう? だから彼が室内でドラムの練習をしていても妻からうるさいッ! と罵られたり、、、、、

また妻だけでなく、街では以前の悪友達、つまり賭博場の胴元や、以前のフランキーのヤク中を知ってる売人などが盛んに誘惑してくる。フランキーがまた元のサヤに収まり、稼げるカード・ディーラーになる事を彼らは望んでいた。10146867405_3

そんな周囲の環境の中で、独り悩んでいた主人公の唯一の理解者が酒場の女、モーリー(キム・ノヴァク)だった。

物語はいろいろ推移しながら、、、結果的に悪友達に巧みにハメられたフランキーは、とうとうまたヤクに手を出してしまう。一度手を出したら後はエスカレートするばかり、、、ついには売人を脅し殴ってまでヤクを打とうとする。Sinatra_2

そんなある日、ハメた賭博の胴元に脅迫されてイカサマ賭博をやってる時に、ヤク切れで手先が震えてイカサマがばれて追い出されたり、またドラムのオーディションを受けるが、曲のイントロが始まってすぐ、またもやヤク切れの手が震えてスティックを落としたたり、、、演奏にならず自らオーディション会場を立ち去る。

このオーディション会場でフルバンドのドラマー役を、本物のウェスト・コースト・ジャズドラマーの大御所“シェリー・マン”が演じてたところがジャズ好きとしては大変嬉しい! その“シェリー・マン”親分がオーディションを受けにきたフランキーにドラム席を代わって演奏が始まったが、結果は上に書いたとおり、、、!

一方、ヤクの売人はフランキーに殴られた事に腹を立て、彼のアパートに押しかけると、ちょうど車椅子を離れ部屋に立っていたフランキーの妻を偶然目撃! そこで驚いた妻はハズミで売人を階段から突き落とし死なせてしまう。当然警察が動き出すが、車椅子の彼女の犯行とは夢にも思わず、フランキーを疑ってその姿を探し追う、、、?

そんなこんなで踏んだり蹴ったりのフランキーは、いよいよヤク中毒が酷くなり見かねた酒場の女、モーリーが自分の部屋に彼を閉じ込めてヤクを抜こうと試みる。、、、が彼自身がヤク切れ人間の凶暴さを知ってるので、予め彼女に部屋中からすべての刃物や危険物を取り除くよう頼んで、、、、、

それから3日間、ヤク切れの物凄い暴れ方で、その禁断症状の凄さを演じるところが迫力満点! この映画での一番の見どころだろう! アメリカン・ポップスの大御所“フランク・シナトラ”はこんな俳優としての才能もあったのか? はたまたひょっとして実際のヤク経験者ではなかったのか? な~んて勝手に疑ってしまうほど。

3日目、フランキーは衰弱してついに暴れなくなったが、今度は物凄く寒気を感じてダウン! それをモーリーが身体ごと圧しかかって彼を暖めようとするシーンがこれまた感動的。

その後、彼は妻に正式に別れ話をすると、妻は彼の固い決心を知って思わず車椅子から飛び降りて彼の後を追う。それを見たフランキーの驚き! そしてちょうどそこに来た警察もその妻を目撃。車椅子なしの姿を皆に見られて全てを悟り、覚悟した妻は手摺から露地へ飛下りて自殺してしまう。、、、、後はフランキーとモーリーが黙ってその場から立ち去るところで映画はThe End。

容姿端麗で美人の妻役エレノア・パーカーの演技も良かったが、やはり酒場の女モーリー役のキム・ノヴァク190px611pxkim_novak あの妖艶な姿形、上目使いに見る眼差しには本当に痺れてしまう! ジェームス・スチュワートと共演したヒッチコックの『めまい』でもそうだったけど、映画でのスチュワートに限らずこちらも一目惚れしてしまいそう!^_^)

また、1950、60年代アメリカ女性のロングのタイト・スカートにハイヒール姿で歩く姿は、今時のミニスカ、生足女に見慣れた者として、逆に新鮮な色気を感じてしまうな~!154_cf33a19192_jpg

ジャズを取り入れた映画は、この作品の後いろいろ出てきた。以前紹介した『死刑台のエレベーター』などもそうだ! またこの映画に御本人が本人役で出てくる“シェリー・マン”は拙HPの“Modern Jazz LP Collection”の中でも随所に出てくる。

Top54 (左のLPジャケットはその一例で右端が“シェリー・マン”)

まぁ~何ともカッコ良い都会派映画。バックに流れるE・バーンスタインのこれまたカッコ良くて素晴らしいフルバンドのテーマ曲に痺れる。 


◎YouTubeでそのテーマ曲が聴けるかも?⇒http://www.youtube.com/watch?v=HDRlSU-UoxI

◎こちらが映画のシーン!⇒https://www.youtube.com/watch?v=nad87T6PXK4


◎過去の“懐かしの映画”シリーズ
(12)『片目のジャック』
(11)『白鯨-Moby Dick』
(10)『真昼の決闘』
(9)『黄昏』
(8)『死刑台のエレベーター』
(7)『渚にて(On the Beach)』
(6)『禁じられた遊び』
(5)『捜索者』
(4)『カサブランカ』
(3)『シェーン』
(2)『自転車泥棒』
(1)『駅馬車』

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