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2010年7月30日 (金)

我輩はハゲである!(11)

Brasilflag ブラジルで運命の42歳を迎える~

42_2
42歳厄払いの歳、遂に10年間愛用したカツラとの決別!
この時から現在に至るまでカツラレス 、
側面と後頭部髪の超ショ-トカット刈りのハゲ人生継続中。
以後、心身共にリラックス、 快適な第二の人生、
ハゲ人生の始まり、始まり!


男42歳、厄入り(厄払い)の歳。
我が家でささやかじゃなく盛大に?パ-ティ-をする事に夫婦で決定。
会社関係、夫婦の友人知人、子供達の学友、それに
近所のオッチャン、オバチャン総計おおよそ100名弱。
当日はブラジルの習慣に合わせ夕方から深夜にかけての
パ-ティ-の計画を立て、妻はその準備で数日前から超多忙。
いよいよ当日昼過ぎ、我輩は密かに意を決して
近所の床屋に子供達と一緒に出向いた。


子供達にはお客さんが沢山くるので散髪?して
髭も剃って綺麗にするんだ-!っと説明。

(それまでカツラを使い始めて以来10年間床屋には行ってなかったから、、)
床屋の椅子に座る、カツラを思い切ってパッ!と剥ぎ取る、
アッ!と驚く床屋のオヤジ(当然ブラジル人)、
(多分、この時後ろのソファ-に座っておとなしく待ってた子供達も
ビックリした、と後で思った。)


「オヤジさん、電気バリカンで後ろも横も全部短く刈ってくれッ!!」
「ホンマにそいで宜しいんでっか-?」躊躇する床屋のオヤジ
(ブラジル人床屋なので大阪弁使う訳ない、、、その辺はよしなに!)
「いいから、、早よ-やって-、、ぐずぐずしてたら
又カツラ被りたくなるからさ-」

(当然、この辺の会話は全てポルトガル語)
「ジ-ッ、ジャリジャリ、ジ-ッ、ジャリジャリ、」約10分後、、、、
ついに、、、ついに、、、ついに、、、やったゾ-!!
万歳!!己に勝ったッ-!!

忘れもしない、時は1984年3月25日、16時15分
(頃だった。たしか?)、
所は "Brasil,Sao Paulo, Parque Vila Maria”
(あと正確な番地と肝心な床屋の名前は
忘れたッ、、、残念!!)

帰宅の道すがら、子供達は何となくシュン
となって言葉少ない。
我輩自身はあれほど、あれほどまでに心配、
気にしていたハゲ頭を己の手で撫でながら
意外とショックはなし。通りがかりの人、すれ違う人達の
視線が我輩の頭に向いてるのでは??
と思ってそれとなく相手の顔を見ても
何故か殆どこちらのハゲ頭を見ていない。
チラッと見る人もいたが直ぐに視線はよそに向く、、、
誰もぜんぜん気にもていない。
「いったい、何なんだ-、これは-」

自宅に戻ったら妻の第一声
「あッ~ら、結構似合うわよッ!!スッキリしたね-、
良かったね-」

しかし傍で娘がシクシク泣いている。
「あらッ-どうしたの?、、あ~そうかッ、
お父さんが坊主頭になったんで悲しいのねッ」、、、

、、、と云う訳でした。

小さい時から子供心に父親のカツラの苦労を知ってたので、
いきなり坊主頭になった父親を見て我輩本人よりも
子供達の方がショックを受けたらしい。
今考えても本当に可愛そうで不憫だった。


夕方、いよいよ厄払いパ-ティ-の始まる時間が近づいてきた。
我輩はお客が来る前に玄関前ガレ-ジと庭の掃除を、、
と思い薄暗くなりかけた庭へ出て掃除を始めた。
、、、とそこへお客の一番乗りが到着。

お客、「あの~スミマセンがこちらは
イデさんのお宅でしょうか~?」

我輩、「あぁ-そうですよ、ようこそ!!
さッ、ど-ぞ中へ入ってください!!」

お客、「あの~イデさんはご在宅なんでしょうか?、、
失礼ですが貴方はどなた様でしょうか?」

我輩「あぁ、私は彼の兄貴です。
弟は家の中に居ますよ。さッ、ど-ぞ中へ。」

Txt8

お客が庭に入ってくる
「それではお邪魔しま-す!!」
我輩に近づく
「あれッ、あれれれッ-、な-んだ、
イデさんじゃないか~、ギャハハハッ-、、、、
どうしたのその頭??」

これがその日の笑いの最初だった。

次、第二の笑い!!

宴もたけなわ、なんせ100人近くものお客なので
我が家を全室開放し、ガレ-ジ、表と裏側の庭も全て
お客さんでいっぱい、ごった返している。
立食パ-ティ-なのでそれぞれ飲み物とおつまみ、
食べ物などを手に手に持ってアッチコッチで
賑やかに談笑している。
我輩も友人数人のグル-プと呑んでた。
我輩の真後ろ、ちょっと間をおいた所でワイフと
数人の奥さん達が談笑していた。
ふと気が付くとその奥さん達の会話が聞こえた。

「あらッ、今日はご主人の厄払いの日なので
お寺のお坊さんにも来てもらったのねッ」

ワイフ「そうなのよッ!!ちょっとご紹介するわッ、、、
お坊さ-ん、チョットこちらへいらっしゃって~!」

我輩振り向いてツカツカとその奥さん達の方へ近づく。
「あらッ、あらららッ、、、、な-んだ、
イデさんじゃないの~、ビックリした-、、、んもッ-!」


つまり我輩の後姿だけ見てそのご夫人は
何処かのお坊さんが来ている、とばかり思ってたらしい。

、、、とこんなんで楽しい、嬉しい、我輩にとって
42歳厄払いよりもカツラとの明るい決別で
心身共にリラックスした一夜だった。
その時間になると子供達も明るさをを取り戻し、
仲間の子供達と家の中を遊びまわっていた。

(因みにブラジル、サンパウロには東本願寺をはじめ
その他日本のお寺さんもあり、
日本人、日系人の為に各種葬祭を行う。)

以後、ブラジルで1990年、つまり我輩が48歳まで
過ごす事になるが「カツラレス、側面、後面の髪のカット」
このスタイルは日々定着し、会社でも街でも我輩のトレ-ドマ-クになってしまった。

ここで又サンパウロの呑み屋での話、、、

当時、我輩が45,6歳頃、、、ブラジル生活も公私共に安定し仕事も順調、
今思い出してもいわゆる"油の乗りきった"男盛りであった。
昼はバリバリ仕事をこなし、夜はやれ宴会だ、
なんだかんだと呑む機会も多かった。
そんな関係でサンパウロのカラオケバ-やナイトクラブなど
呑み屋に出入りする事も殆ど毎晩のような状態だった。
ある行きつけのスナックバ-を、ある日カツラを外して初めて覗いてみた。
ママの第一声
「あ~らッイデさん、、、お久しぶり~、、頭カッコいいわね!!
よく似合うわ、、それに顔が大変自然になった。
ハツラツとしている。目も輝いている!!」


要するに彼女は我輩のカツラ頭をとっくの昔に見抜いてて、
ただ商売柄知らないふりをしていただけらしい。
そんな時にカツラを外し坊主頭になった我輩を見て驚きもせず、
心底本音で"顔が自然になった"と感じたらしい。
この時ほど本当にカツラを止めて良かったッ! と思ったことはない。
やはりカツラ時代は自分の頭を絶えず気にしている事が、
無意識のうちに顔の表情にも出ていたんだろうな~!?

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