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2009年8月 1日 (土)

懐かしの映画(6)『禁じられた遊び』

梅雨明けした、とばかり思ってたら中部東海地方はまだ明けてないんだって! どおりで毎日シトシト雨とジメジメ空気、、、もうタマラン!

只今3年以上ぶりに歯医者に通って歯石を取ったり歯の全面大掃除中! 幸い虫歯は一本も無かったけど、自覚症状はないが歯ぐきが痛んでるらしい? 結局4~5回通ったが次回来週が最後とか。その後は半年に一度は来て下さい、と歯医者から云われた。それにしても歯医者って~のは疲れるね! 口を開けっ放しにするのは止むを得ないが、その間鼻で呼吸するのが苦しい。口を閉じた状態での鼻呼吸は気にならないが、大口明けた状態のまま数分間もの鼻呼吸は楽じゃ~ないよ、マッタク!(汗)

ところで今日の“独りで懐かしがって観る映画(6)”は フランス映画、ルネ・クレマン監督の『禁じられた遊び』
ルネ・クレマンと云えばアラン・ドロンのあの有名な 「太陽がいっぱい」(’60年)があるが、この『禁じられた遊び』はそれより以前の ’52年の作品 で私がたしか20歳頃に同時封切りされた 「汚れなき悪戯」 と一緒に観た記憶がある。

当時はどんな感想を抱いたか思い出せないが、印象に残ったのはあの ギター・ソロのメロディー「愛のロマンス」。この主題歌はあまりにも有名で、ギターを習う人は必ず弾いてみたくなる名曲! あの頃よくラジオでも流れていたな~♪

『禁じられた遊び』は一口で言えば反戦映画! 子供の他愛も無い遊びを通じて戦争の悲惨さ、空しさを強く訴えている名画だった。この度改めて観て胸にジーンと来たのは、20歳の頃と違って良い歳になって涙腺が緩んできたせいだろう!

Kinjirareta5物語はナチス・ドイツがパリに侵攻しようとしている時、パリから逃れて郊外の農村地帯を避難する長い市民の列の中に、両親に連れられた5歳の少女と、その可愛がってたワンちゃんがいたところから映画は始まる。狭い道路を避難する車や人込みでごった返す中、突然の空襲! 逃げ惑う人達の中で不幸にも少女の両親は、彼女をかばって機銃掃射を受けて即死! またワンちゃんも瀕死の重傷。唯一少女だけが無傷だったが間もなくワンちゃんも死んでしまう。

Kinjirareta1jpg 余談だけどこの瀕死のワンちゃん、足を痙攣させたり如何にも死ぬ前の悶え苦しんでいる様子はどんな撮影で出来たのだろうか? あまりにもリアルでまさか犬が演技した訳でもなかろうに? 作り物の犬にも見えなかったけどな~?

少女は一人ぼっちで農村地帯を彷徨う内、通りがかった農家の少年と仲良くなって、その家に連れて行かれる。如何にも貧しい農家の様子、この家族構成が印象的。頑固一徹みたいなオヤジと人の良さそうなオバサン、後で馬に蹴られたのが原因で死んでしまう長男、年頃で色気がつき始めた長女と読書好きらしいその妹、そして末っ子で少女を助けたもう一人の主人公の11歳の男の子、計6人家族。さらに直ぐ傍だが仲が悪くて長年いがみ合う隣家、因みにその隣家の脱走兵らしい息子と親には内緒で恋仲の長女、、、と云う設定。

厳しい戦時中で貧しいながらも牛飼いをして暮らす農家を舞台にしたところがミソ! 都会育ちの少女と田舎者一家の組み合わせが面白い! Kinjirareta2jpg両親の死をまだ自覚できない5歳の少女が、その農家の中で違和感も無く溶け込んでいくシーンが何とも微笑ましい。それも助けてくれた少年がいつも彼女の傍に居てくれたからだろう!

少女が身に着けていた都会的な服などを羨望の眼差しでみる姉妹。少女は初めての経験だったろう、使えと云われた屋根裏の薄汚い麦藁ベット。牛乳を入れたコップにハエが入ってるのを無造作に指先で摘み出したオバサンの行為だったが、何の躊躇も無くそのままその牛乳を飲む少女、、、などなど 都会育ちの少女が田舎の貧しい家庭の中に入り込んでいく、この辺りの描写が実に素晴らしい!

両親やワンちゃんの死の意味を分かっていない少女に、少年は動物でも人間でも死んだら土に埋める事や、お祈りの仕方を教える。そして少女が可愛がってたワンちゃんを土に埋めてお墓を立てる。さらに小動物や昆虫の墓も作って十字架を立てたり、飾り付けに夢中になっていく。つまり“十字架ごっこ”遊び!

Kinjirareta4遊びは次第にエスカレートして少女の要求に応えるべく、少年はあろうことか教会の十字架を盗もうとしたり、馬に蹴られて死んだ長男の葬式でオヤジさんが準備していた霊柩車の十字架や、挙句の果ては墓地から沢山の十字架を盗んで来て少女と二人だけの秘密の墓地を一生懸命飾り付ける。

つまりこれが“禁じられた遊び”! もちろん11歳の少年は十字架を盗むことが悪い事と知りながら、墓を飾りたいと云う少女の純粋無垢な要求に応えていくところが何かを示唆しているような?、、、、

つまり大人たちの勝手な行為、いがみあう隣同士での喧嘩、そんな人間同士が憎しみあう醜さに反抗しているような? あどけない子供が“死”を遊びとして描きながら、しかし本当の“禁じられた遊び”は大人たちの国同士の喧嘩、つまり戦争なんだッ! と示唆しているような?

オヤジさんが十字架盗難の犯人と分かった自分の息子に、業を煮やして何とかその場所を息子から聞き出そうとする。息子は秘密の墓地の場所を白状する代わりに、少女を戦災孤児として役所に届けないよう、家族の一員として一緒に暮らせるようにする事をオヤジさんに約束させるが、墓地の場所を聞き出したオヤジは息子との約束を破って役所に届け出、結局少女は引き取られてしまう。

物語りを要約すると以上だがここで 印象的なラスト・シーン! 少女は孤児院に送られる途中、職員に付き添われて何処かの駅の中、チョット職員がその場を離れた隙に少女は大好きだった少年の名を耳にして思わずその名を叫びながら人込みの中へ、、、「ミッシェル、ミッシェル、ミッシェ~ル、、、!」と、そしてここで初めて「ママ、ママ、、、!」とも呟く! 泣きべそ顔が大変愛しい。

Kinjirareta3_4 この少女はいったいどうなってしまうのか、どこへ行くのか?見るものに余韻を残す哀しくも切ない涙のラスト・シーン! そこに流れるあのギターのメロディー「愛のロマンス」に思わずジーンと来ない人は居ないだろう! 主人公の少女ポーレットを演じたブリジット・フォッセーは今は60歳過ぎたオバサンの筈だけど、今頃どうしているのかな~?


◎YouTubrで観れるかも?⇒https://www.youtube.com/watch?v=t9M9g-uCtKo

◎こちらは観れるかな?⇒https://www.youtube.com/watch?v=ca9jPy9mwpY

◎♪愛のロマンス♪だけ!⇒http://www.youtube.com/watch?v=05kutNCA2jc

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