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2009年7月12日 (日)

懐かしの映画(4)『カサブランカ』

このところ手持ちのDVDを片っ端から観ている。今度の映画は 『カサブランカ』。私が生まれた歳、1942年のアメリカ、モノクロ映画。『駅馬車』が古典西部劇の傑作なら、こちらは古典ラブロマンスの決定版! 監督マイケル・カーティス 、主演ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン 、音楽マックス・スタイナー 、、、。

Casablanca3私がこの映画を観たのは確か18歳頃? 当時は西部劇などが好きな年代だったので、主演のハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマンと云った俳優も知らず、 また背景となった第二次世界大戦中のヨーロッパの事など良く分からず、アカデミー賞受賞で評判になった、って理由だけで観たこの恋愛映画をあまり面白い、とは思わなかったが、今回 67歳で改めて観たらなるほど名作 と言われるだけに本当に素晴らしい映画だった! やっぱり歳食わないと大人の恋愛は分からない?(^_^)

結論を端的に一口で言うと欧州戦時下の男と女の三角関係のもつれ! かと云って今時の軽薄短小でアホみたいなラブドラマを想像してはいけない。映画は最後の最後まで主演女優のバーグマンが亭主を取るか、あるいは恋人役のボガートの元へ走るか? で観てる者をハラハラ、ドキドキ、スリル満点で引きずり込む。そして誰もが予想しなかった展開となって チョーかっこ良い結末 が待っていた!

Casablanca4 舞台は戦火近づく'40年の仏領モロッコ、カサブランカ。ここにはナチスドイツの侵略を逃れてパリなどから逃げてきた人々が集まっていた。

当時は欧州から自由を求めてアメリカへ渡るには、わざわざ地中海を渡ってアフリカ大陸の北西端に位置するカサブランカからポルトガルのリスボン経由でしか行けなかったらしい?

それも特別のビサが取れた人だけ! 何故リスボンまで地続きで直接行けなかったの? と思いつつ、それもナチ侵略戦時下のヨーロッパ事情だったのだろう。とにかくそんな理由でカサブランカには多勢の自由を求める欧州人で溢れていたのは事実らしい。

カサブランカで酒場を経営するアメリカ人の主人公がハンフリー・ボガート。そこにナチの手を逃れてここまでやって来たレジスタンス指導者とその妻が現れる。しかしその妻は、実は昔主人公がパリで恋に落ちて結局フラれた相手バーグマンだった。映画の後半で分かるが、パリ時代当時バーグマンはそのレジスタンス指導者と既に結婚していたが、抵抗運動で長期間家を空けがちな夫に寂しさを堪えきれずに、たまたま主人公ボガートと恋仲になった、しかし結婚していることを隠していた、そして結局夫の元へ戻ってボガートはフラれた、、、と云う設定。

映画ではこの設定が後で分かるところがミソ! つまり主人公ボガートはパリで失恋し、傷心を抱いたまま現在のカサブランカに居たところに予想もしなかったその元恋人が現れたので、映画の前半では彼女に対して当然冷たくあしらう。彼女もまた悩む、つまり 『貴方との事は一時の浮気ではなくて本気だったのよ!』 と映画の中では云わないがそう云いたかった訳!

、、、んでその後、物語は何やかんや有るがその辺りは省略してと、、、結局彼女のパリ時代の事情も分かった主人公、そして最後の時点で彼女は悩んだ末、やっぱりダンナとは別れ主人公と一緒にと決心していたが、主人公は彼女を愛していながらも最後の結末は夫婦に道を譲ってカサブランカ脱出に協力する。

この主人公ボガートの最後の 粋な計らい、男らしさとロマンチシズム! 最後の最後、ドタンバになって夫婦をリスボン行きの飛行機に乗せるまでは誰もこの結末を予想できない。この最後のクライマックスシーン、ハンフリー・ボガートに思わず 『いよッ~! カッコ良いぞ~!色男ッ!』 と叫びたくなる!(^_^)

それにしてもレジスタンス指導者のダンナ役、そして特に警察署長役の何とか?って脇役の渋い演技が光っていた。そして、もちろんハンフリー・ボガートは本当にカッコ良い中年オジサン! 名セリフ 「Cheers! Looking at you, kids.(君の瞳に乾杯)」 は如何にも本物の色男がはきそうなキザなセリフ!

Casablanca6

欧米系の美人女優は数々いれど、やはり日本人には取っ付き難い点があるが、イングリッド・バーグマンは日本人から見ても親しみやすい顔立ちの美人!
そして酒場のシーンで何回も流れる "As Time Goes By" "It Had to Be You" はフランク・シナトラのジャズ・ボーカルでも有名!

戦時下の不自由で緊迫した状況と、男女の恋の葛藤を巧く組み合わせた スリリングなラブロマンスの傑作!

◎YouTubeで観れるかも?⇒http://www.youtube.com/watch?
v=Wo2Lof_5dy4


◎衝撃のラスト・シーンも⇒http://www.youtube.com/watch?v=Tofo7uGLDxk



◎余談だけど、、、
この映画「カサブランカ」は、少なからず日本とも縁がある。それは、、?


明治初期の東京青山で商人の子として生まれた一人の女性青山光子。
この女性こそ、後に当時のオーストリア/ハンガリーの貴族ハインリッヒ・
クーデンホーフ・カレルギー伯爵
に嫁ぎ、現チエコスロバキアに属する
ボヘミア地方に居住した、日本最初の正式な国際結婚をした女性。

光子は異国での数々の苦労、そして夫に先立たれるなど艱難辛苦にも
めげず、三人の子を見事に育て上げた、、、その後、時代が下って、、、

光子の次男リヒャルトは、ナチスに追われて妻で女優のイダ・ローランと
アメリカに亡命するなど、苦難の逃避行を体験した。
これこそが、この映画「カサブランコ」 のモデルとなったのだ!

この光子の次男 リヒャルト(日本名:栄次郎) こそ、当時のヨーロッパで
戦禍が絶えない事を危惧し、1923年(大正12年)に汎ヨーロッパ(PU)
提唱した。そしてこれが後のヨーロッパ共同体(EC)となり、、、
さらに現在の ヨーロッパ連合(EU)と成っていったのだ。

汎ヨーロッパ(PU) の提唱者の母は、実は東洋の日本人女性だった!
、と云う事が当時のヨーロッパ中に伝えられ、その結果新聞などメディアが
光子に「欧州連合案の母」、「汎・ヨーロッパの母」等と新しい名称を贈って
賞賛したらしい。

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