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2009年7月 4日 (土)

懐かしの映画(2)『自転車泥棒』

次の映画は 『自転車泥棒』、って云うこれまた私が高校生の頃観た古~い  1948年公開、ヴィットリオ・デ・シーカ監督のイタリア映画! 

物語は第二次世界大戦直後、日本、ドイツと共に三軸同盟国だったイタリアが舞台。敗戦国だったイタリアは、戦後の混乱と貧困に喘いでいた。当時の日本と全く同じで混沌とした社会で人々は 今日の糧を求めて生きるのに精一杯、そんな中で生きる親子を描いた悲しくも切な~い作品。

Jitensya_dorobou1_2 100年に一度と云われる昨今の経済情勢より、はるかに深刻、悲惨だった戦後の極端な就職難の時代、お父さんは毎日ハローワーク通いしてやっとこさ見つかったビラ貼りの仕事。しかしこれには自前の自転車でビラ貼り現場を廻るのが条件だった。

お母さんが家の中の有りったけのシーツを売って、質入していた自転車を手元に取り戻す。イザ張り切って仕事に就いた初日、あろうことかビラ貼り仕事の最中に、傍に立て掛けていたその大切な商売道具の自転車を盗まれてしまう! 当然追いかけたが人込みに紛れた犯人を見失ってしまう。警察に届けたが盗難届けを受け付けて貰っただけで「探すのは自分で探せッ!」、と冷たい対応。  

自転車がないと仕事が出来ない。6歳の息子と一緒に街中を探して廻る。友人達の協力も得ながら可能性のある場所を徹底的に探すがナシのつぶて! 親子はへとへとに疲れながらも諦めずに、イヤ諦めたら仕事が出来なくなるから、必死になって街中を探して廻るうちに偶然犯人の後姿に良く似た男を発見、しかし又もや見失う。

その犯人らしき男の傍に居た別の男を、犯人の手掛かりを求めて教会の中まで追い掛け回し、詰問してやっと犯人らしき男の住まい近くまで辿り着く。そして追い詰め問い質すが、当然相手は否定。証拠もナシ! 周囲の住民からも総スカンを食って万事休すとなり、、、親子は心身共に疲れ果てて歩道に座り込む。上の写真にもあるこのシーンが有名! 

お父さんがフト見ると、横丁の壁に立て掛けの他人の自転車、思いつめたか? 魔が射したか? お父さんは事もあろうにそれを盗んでしまう! しかし直ぐに群集にとっ捕まって、、、一部始終を見ていた息子の何とも云えない悲しい表情が目に焼きつく! ここで涙を流さない人は人にあらず!

結局、その自転車の持ち主はお人良し? お父さんを警察に突き出さず開放してくれた。夕闇迫る街中を目に涙を浮かべながら手を繋いで帰路につくお父さんと息子の姿! 映画はここで終わって画面には出てこないが、あの息子は帰宅してからもお母さんに『お父さんが他人の自転車盗んだよ~!』なんて決して云わないだろうな~、、、てな事を 一人で考えた(涙)。

Jitensya_dorobou2 感動の名作である。当時 ネオリアリズム(新写実主義)って云われたけど、シリアスなホームドラマの傑作! それにしてもこの子役の演技はバツグン!

同じ自転車泥棒でも、、、最近の自転車不法放置をする身勝手な者、そしてこれを軽い気持ちで無断借用泥棒する者、そんなヤカラは是非この映画を観て考えて欲しい!

◎YouTubeで観れるかも?⇒https://www.youtube.com/watch?v=OXsVAqnvOVk

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