豊川稲荷と東海道
9月も中旬になろうとしているのにまだまだ蒸し暑い13日の土曜日、初めて豊川稲荷(とよかわいなり)へ行ってみた。別に神社仏閣に特別な興味はないけど、家から比較的近くて有名だからと云うたったそれだけの理由で! そしてその後は東海道テクテク歩き。
名鉄の豊川稲荷駅で下車すると、駅前から参道があり観光案内所やお土産屋、食堂などの小さな商店街が寺の正門まで続いている。
正門にはボランティアのオジサンが居て広い境内の中を親切にガイドしてもらった。説明によると「稲荷」と呼んでるが実は神社ではなく曹洞宗の寺院らしい。 正式の名は「円福山 豊川閣 妙厳寺(えんぷくざん ほうせんかく みょうごんじ)」。そして日本三大稲荷の1つで豊川市は当寺院の門前町とか。オジサンの説明は難しい宗教 用語など交えて殆どチンプンカンプン! そ
してお参りの仕方、お経の唱え方など教えてもらったけど、意味不明のままとりあえず云われたとおりにお参りした!(^_^)
1時間半ほどで豊川稲荷の見学を終え商店街の小さなソバ屋で昼食、その後電車で国府まで戻って、次の駅の御油まで歩いてみることにした。
目的は御油にある松並木を見ること。延々と国道沿いの道を歩いて御油駅に到着、そこから旧東海道へ入って音羽橋を渡ると間もなく有名な松並木へ至る。 「東海道中膝栗毛」のなかで弥次さん喜多さんがキツネに化かされたという言い伝えでも有名な「御油の松並木」! 国の天然記念物に指定されていてわずか600mほどの間に確かに松並木が残っていたけど、車がひっきりなしに通って昔の東海道のイメ-ジをぶち壊し! しかしこの松並木は夏は日差しを避け、冬は防風・防雪の役目を果たしていたらしい。
松並木を過ぎてさらに東海道をテクテク歩き、、、間もなく超古い家屋が並ぶ一角、以前「宮路山」から下山した時に初めて通った赤坂宿に到着。
ここはその昔江戸幕府が決めた東海道五十三次の中で、江戸日本橋から35番目の宿場町。ネットによれば宿場町としては大きかったようで大名行列の本陣が4つ、旅篭が62も有ったらしい。
その旅籠の中でも有名な「大橋屋」は1715年頃建てられた江戸時代を残す代表的な有形文化財。
また交差点右角には民芸品を売る「尾崎屋」も有って軒行灯が街道の面影を残していた。近年この赤坂宿を訪れる人も少ないのか? 何となくうら寂しい感じだったな~! 「宮路山」登山の時と同じく名電赤坂駅から帰路に着く。
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